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ぽっけ

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待ってやばい!ここアツすぎ
次ニブルヘイムじゃん!!!?!?!?
フォラス天使化だけはやめて😭
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吉田賢太郎

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英雄クラウドの精神とライフストリームの真実
​ファイナルファンタジー7の主人公、クラウド・ストライフの精神と、星の命そのものであるライフストリームの物語は、単なるファンタジーの枠を超え、現実の心理学や哲学の概念と深く響き合うものです。
​この物語は、まず「英雄」という偽りのアイデンティティをまとう一人の青年から始まります。クラウドの精神は、強烈なトラウマ──ニブルヘイムでの事件、親友ザックスの死、そして自身のソルジャーとしての挫折──によって深く傷つき、本来の記憶と自己を失っていました。彼が抱えていたのは、現実の症例で言えば、解離性障害と**心的外傷後ストレス障害(PTSD)**が複合した状態です。
​クラウドは、自己を守るために、尊敬するザックスの記憶や英雄的な人格を自分のものとして取り込み、自分の中に「ソルジャー1stクラスのクラウド」という架空の人格を築き上げました。この偽りの自分は、あたかも外部の「アカシックレコード」から英雄のデータをダウンロードし、自身の記憶に上書きしたかのような状態でした。この時期の彼は、過去の記憶が曖昧で、現実感が希薄な状態にありました。
​ライフストリーム:星の意識とアカシックレコード
​物語の核心であるライフストリームは、単なる「緑色のエネルギー」ではありません。それは、星に存在するすべての生命、あらゆる出来事、記憶、そして知識が流れ込む、壮大な集合意識であり、スピリチュアルな概念でいうところのアカシックレコードに酷似しています。
​死んだ魂がライフストリームに戻ることは、個々のハードディスクに保存されていたデータが、すべてを記録する巨大なクラウドサーバーにアップロードされるようなものです。星の過去の歴史や未来の可能性、そしてセフィロスの企みといった情報もすべて、この流れの中に存在しています。クラウドは、ライフストリームに落ちたことで、この星の「アカシックレコード」に直接アクセスし、ついに失われた自分の記憶、そしてザックスとの真実の出会いを再体験することができました。これは、トラウマによってバラバラになっていた彼の精神が、星の命と一体化することで、再び統合されていく過程を描いています。
​自己超越という真の英雄
​物語のクライマックスでクラウドは、偽りのアイデンティティを捨て、本来の自分を受け入れます。この過程は、心理学における**「自己超越」**の概念そのものです。彼は、個人的な復讐心やアイデンティティの葛藤といった自我の殻を打ち破り、星を、そして仲間たちを救うという、より大きな使命へと目覚めます。
​これは、マズローが提唱した「自己実現」のさらに上にある「自己超越」の段階であり、個人的な欲望を超えて、より大きな全体性との一体感を感じる境地です。クラウドはもはや、英雄であることを証明する必要も、過去のトラウマに囚われることもありません。彼は、星の命と、仲間たちの絆という、彼自身の存在を超えた大きな流れの中に身を置くことで、真の強さを手に入れたのです。
​クラウド・ストライフの物語は、単なる剣と魔法のファンタジーではなく、傷ついた魂が、自己の真実と向き合い、最終的に自己を超越することで、本物の英雄へと成長していく深い精神的な旅を描いた物語なのです。
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