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Pepero
★★★★☆☆☆
ビデオゲーム制作の大手企業、エンコム社。
過去にその会社に在籍し、
『スペースパラノイド』というヒット作を手掛けたクリエイター、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は、同僚のディリンジャーにその功績を横取りされ、社を追われた過去を持っていた。
ケヴィンは、昔の同僚であるアランとローラの助けを借り、『スペースパラノイド』の著作権を再び得るためエンコム社へと侵入。
しかし、ディリンジャーが仕掛けた罠に嵌り、ケヴィンはコンピューターゲームの中へと引きずり込まれてしまう。
本作公開時、なんとリアルタイムで劇場で観ていたのだが、さすがに時が経ち過ぎていたので、最新作『トロン:アレス』視聴前に再履修する事に。
(Disney+)
当時は世界初のコンピューターグラフィック技術を導入したことで有名だったが、さすがにその仕上がりは令和の世からすればかなりチープ。
それでも若きジェフ・ブリッジスは新鮮だったし、プログラムの擬人化された世界という着眼点には目を見張るものがあるのもたしか。
#映画
#小さな幸せ









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Pepero
★★★★★★☆
前作からさらに15年後の最新作。
43年前の第1作の主人公ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が行方不明になり、その息子サム・フリンがエンコム社を継承。しかしさらに時は経ち、サムも新進気鋭のキム姉妹に社の運営を任せて引退。
その後、ライバル企業であるディリンジャー社は御曹司であるジュリアンが手腕を発揮し、エンコム社に肉薄。
前2作では、コンピューター世界『グリッド』に、生身の人間であるケヴィンやサムが『ユーザー』として侵入、活躍する物語だった。
だが今作では、ディリンジャー社が『グリッド』から現実世界に、軍事目的の使い捨て可能なAI兵士と強力な兵器を呼び出す事に成功、その成果を全世界にプレゼンする。
しかしそのプレゼンには穴があり、呼び出した兵士らは現実世界で僅か29分間しか存在出来ないという活動限界があった。
一方エンコム社のイヴ・キムは、同じくコンピューター世界で精製した植物を現実世界に呼び出し、作物の育たない地域での緑化計画を進めていた。そしてケヴィン・フリンが残した『永続コード』をそれらに用いることで、コンピューター世界から呼び出した物体の『29分の壁』を解決した。
その情報をキャッチしたジュリアン・ディリンジャーは、その『永続コード』を奪うため、イヴ・キムに向けて最強の刺客を放つ。
それが、究極のAI兵士、『アレス(軍神)』だった。
だがアレス(ジャレッド・レト)は、最強プログラム故に自身の存在意義に疑問を抱き、マスターの命令に背いて抹殺対象であるはずのキム側に寝返る。
なかなかに深い世界設定の中、『永続コード』の争奪戦をベースに物語は進行。
主人に背いてヒロイン側に寝返るAI兵士アレスという構図が、『ターミネーター2』を彷彿とさせる。そして『29分間の壁』という活動限界要素が、それにタイムリミットサスペンスをも加味し、美しき映像美と重低音で彩る音響効果と共に、本作はシリーズ屈指の名作へと昇華した。
もちろん本家のジェフ・ブリッジス御大も登場、ライバル企業ディリンジャーのバカ息子の母親役で、懐かしの『X-FILES』のスカリー役で有名なジリアン・アンダーソンも登場。
さらには48年前の第1作で描かれた『グリッド』まで登場する展開は、今作視聴前に前2作を履修した自分にとってはかなりの感涙だった。
続編が前作を超えることは稀有な映画業界において、今シリーズはそれを実現してみせたレアなパターンである。
かなり面白かった。
前2作はDisney+にて。
おそらくアレスもしばらく待てば視聴可能になるはず。
だがあの音響と映像美は、出来れば劇場で体感してもらいたい。
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