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翔太郎
#本編では説明されなかった事
1〜3話の監督とプロデューサーの二人のオーディオドキュメンタリーの中から、特定のテーマに絞り込んで解説します。
今回は、ゼッツのデザインや戦い方について解説します。
ゼッツのデザインと言えば、胸に巻き付けたベルト、確かに格好良いですが、さすがに監督とプロデューサーの会話は、一味違って、今までは腰のベルトでは、変身時の顔のアップが撮りづらいとか、ベルトのアップも撮りにくかったそうです。
しかし、胸に装着する事で、主人公の顔のアップや、その時の台詞なども撮りやすくなり、変身のためのベルト操作をアップで撮っても、不自然さがないというアイデアが込められていたそうです。そして、胸にベルトを巻くのは、プロレス、ボディビル、ボクシング等、現実にあります。そう来たら、今回のゼッツは、フィジカルで行くしかないでしょう!という事になりました。
さらに、その設定が固まったところで、アクション監督とも話し合い、ゼッツの基本的な三つの戦い方が決まりました。
①基本は肉弾戦(基本フォームは、フィジカムインパクトフォームですから)
②ゼッツドライバを手に取るまでは、怪人を混乱させるのが精一杯でしたが、バクの見ている夢は確かに莫の妄想ですが、しかし、自由自在です。実際、第1話でも、ゼッツに変身してからは、ゼッツのパワーと明晰夢による合わせ技で、怪人をかなり弱らせます。
③そして、ゼッツドライバとカプセムの力、怪人を倒すためには欠かす事が出来ない力です。カプセムはこれからも種類が出てくるから、一番期待できる要素ですね。
なお、ゼッツのライダースーツは、クランクイン(撮影開始日)に納品されたそうです。555を思わせるあの全身の発光は、CGではなく、相応の仕掛けがあるそうです。ただ、推測ですが、フォームチェンジの度に、全身の色やギミックが瞬時に変わるのは、さすがに生成AIを使っていると思われます。ただ、全身が発光するということは、何らかの電気を通して光らせている可能性が高いので、スーツアクター殺しのライダースーツなのは間違いないと思います。

翔太郎
第9話視聴完了。
しかし、1話の心停止からの復活は、まだゼッツドライバーを胸に巻き付けた時、現実の莫の肉体にも影響を与えたと思われますが、2週間前の第8話ラストでは、夢と現実で同時に莫の心臓が停止して、どうやって蘇生するのかと思いました。
使用者が変われば、ゼッツ=莫を蘇生させる事も可能だったのは最初の設定通りで、ねむの手助けがなければ、蘇生は不可能だったでしょう。
これは、前回、ネムが引き当てたリカバリカプセムを、ゼロがねむを通して莫に手渡すように頼んだ時、万が一のことがあったら、莫を助けてやってくれと、リカバリカプセムの仕様や使い方を詳しく説明していた可能性が高いですね。
それと、今回、莫は昼間に入院していた病院から脱走しますが、建物のから突き出た柱状の突起物(調べたら、外壁の縦目地カバーと呼ばれる構造物でした)に両手両足で捕まり何とか降りていきますが、夢と現実を行き来しているうちに、身体能力がいつのまにか現実レベルで上がっていたようですね。うっかり落ちた時の高さも5〜6m以上あったはず、しかも足で着地してますが、普通なら両足の骨折は確実のはずなんですが、傷一つ負いません。どうやら、変身を繰り返すことで、明晰夢の中だけだったセブンの身体能力の高さを現実化しているように思えます。
そして、今回は途中経過をカットしたと思うしかありませんが、いきなり、明晰夢の世界にあるゼッツルームに扉を開けて入ってきましたが、そこにはすでにねむがいました。ねむの意識は、明晰夢の世界を彷徨ってるはずですが、莫の明晰夢と同様に夢の世界にしっかりと存在しているゼッツルームを落ち着ける場所と認識したようですね。
莫が入る前にねむとゼロが、どんな雑談をしていたのか、気になるところです。
そして、夢主のシェフの深層心理が望んでいたことは、何代にも渡って引き継がれたレストランを弟子達に引き継ぐことでした。それが、ナイトメアによっていじられて、最悪の悪夢に変えられたようです。
こうなれば、一刻も早く、ナイトメアを明晰夢の世界で倒すしかありません。そして、ポイズンナイトメアと向かい合ったゼッツは、前回同様、エスプリムリカバリーフォームで向かい合います。
最初はともかく、ポイズンナイトメアの攻撃が意外に単調である事を見抜き、そして、その名の通り、万物を復元し、尚且つ、それが毒物であれば浄化もする『リカバリーゲイム』を直接、ポイズンナイトメアの身体に直接流し込む事で、浄化と同時に、ナイトメアは消滅します。
しかし、そこで隙が生まれたのか、途中から、闘いに参戦していたノクスに大剣で、切り付けられて、動けなくなります。そこでノクスはゼッツドライバから、リカバリカプセムを抜き取ります。
変身が強制解除された莫は、それをどうするつもりだ!と叫びますが、ノクスは気分の良さそうな顔で答えます。
「俺も復元するんだよ。現実の世界へとな」
一方、現実世界では、ナイトメアの消滅で何事も起こらなかったことになりましたが、それでも近くで待機していた怪事課の二人、珍しく南雲刑事の方から富士見刑事に声をかけます。その時、科学的に説明できない事には納得できる理由が欲しいんですと言いながら、失踪した怪事課の先輩の事にも触れます。そして、事前に調査済みの資料を富士見に見せます。
小鷹 賢政(オダカ ケンセイ)と書かれた資料に貼られた写真の顔はノクスと同じ顔だったのです。
さすがに、ノクス個人はナイトメア絡みのブラックケースの黒幕だとは思えませんでしたが、本編で南雲刑事が言ったようにブラックケースに何らかの形で巻き込まれたようですね。
そして、今回の案件は、第1〜3話のゼッツ本編の基盤を、しっかりと作り込んだ上堀内監督が担当しただけの事はあります。てっきりリカバリカプセムを手に入れたのは、ねむを昏睡状態から回復させるためだと思っていましたが、ノクス自身も現実と夢の境界が曖昧な状態になっているようですね。それを現実は現実に戻したいのでしょう。
いずれにしろ、上堀内監督が担当する回は、要注意ですね😴


