デヴィッド・ストーン・マーティン画廊 # 9#レコードジャケット #JAZZレコード ☆『ジョニー・ホッジス』 村上春樹のコレクションの中からのデビッド・ストーン・マーティンが手掛けたジャケット作品にフォーカスした本を紹介している。 前回紹介した10インチアルバム『COLLATES』のNo.2とされたタイトルである。 過去にEP盤でリリースした演奏を集めた前作に引き続き所収されている。これはデビッドの絵が秀逸、と村上春樹がべた褒めしている。豪雨に見舞われて逃げ惑う人々。強風で傘がひっくり返っている。ベースを担いだミュージシャンもずぶ濡れで気の毒だ。なぜかインディアンの酋長がいるが、この人は悠然と佇んでいる。このNo.2の中から今回は♫ Tenderly を貼った。この名スタンダードは、ウォルター・グロス(英語版)が作曲し、ジャック・ローレンスが作詞して、1946年に発表されたポピュラー音楽の楽曲。英語の「tenderly」は、「優しく」を意味する。サラヴォーンの若き日の盤は分厚いブラスセクションにも負けないパワフルさが魅力で彼女が早くもその個性を発揮した記録となっている。又、この曲がリリースされてすぐ録音されたのが当時の人気歌手ビリーエクスタインがホッジスのいるデュークエリントン楽団と組んだレコードも非常に抑えたトーンの楽団伴奏にビリーの筋肉隆々💪な対照的なヴォーカルが、魅力のレコードとなっていた。 アップした『COLLATES Part.2』はアナログ盤からの"板起こし"であることが判るが、聴いていてしみじみアナログ盤がjazzとの相性が良いことを伝えてくれる。