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ちび牛乳(∩´ω`∩

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6連勤が続くので来週の火曜リフレッシュ休暇(有給)取ってたのに、ついに母が「入院したい」って言ってきた。そんな予感はしてたけど…。まあ、それはしょうがないのでリフレッシュ休暇の火曜、病院連れて行って入院させることにした。

そんな話してる時に今日、母がお昼寝してたら部屋の扉を白い服の女の人が開けて見てたって言う。家には母一人。玄関の鍵も閉まってる。怖い怖い怖い…。入院するって言った直後にそんな話やめてけろ。

実際、ここの家に引っ越してきてから気になることは多々あったから幻聴だとか幻覚だとか思いたくても思いきれない。

前に入院してた時も別の部屋から物が落ちる音したのに(思い切りゴトッって音)何も落ちてなかったり風もないのにカーテンがヒラヒラしてたり

誰か…うち泊まりにきません?😂
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みの_chill

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ねぇー覚えてる? あなたはあのとき私を必ず幸せにすると言ったのよ。 正直嬉しかった。少しチャランポランなところがあってもノリがよくて、ひょうきんでいつもみんなを笑わせていたよね。決して困った顔や怒ったところは見せなかったよね。

今度の休みに映画でも観に行かない?って誘われた時はびっくりしたけど、直ぐにうんと首を縦に振ったの、もちろん嬉しかったから。 前売り券を買ってたからって受付に渡すと、「お客様、申し訳ありませんが、この券は当劇場のものではありませんけど‥」と言われる始末。私たちは急いでそこを離れ、ぜーぜーしながらお互いの顔を見合わせて笑ってしまったよね。

そんなこんなで付き合うことになった私たちは、休みのときにはどこへでも出かけた。タウン情報を仕入れてはイベントに参加、新規開店のお店には必ず顔を出して店長さんらと仲良くなった。
だから、あんた達って神出鬼没だよねと友達に笑われた。

あの日今日のお昼はハンバーガー🍔を食べたいねーと話をしてお店を目指していたの。 米国海軍の基地のある港町、外国人相手だからボリュームもハンパないって書いてあったと得意気にあなたは説明してくれた。すっかりハンバーガーに持っていかれていたよね。私もそこで大事な話をしなくてはと身構えていたのを気づいてなかった?    
海辺の公園では散歩する人、家族でバドミントンをする人とそれぞれの休日を楽しんでいたの。 そんなとき子供が公園から顔を後ろ向きに飛び出して来た。 彼とぶつかり2人抱き合ったように車道に倒れた。 彼は咄嗟に子供を庇うよう懐に丸めた。

遅かった。 

「ゴトッ!」  鈍い音が響いた。
後ろから来ていた車が彼らにぶつかった。
きゃーぁ! 私は叫ぶしかなかった。 倒れた彼から血が流れ始めた。 飛び出して来た子供の家族も走り寄って来た。 私は泣きながら彼に近づいたの。 誰かが救急車を呼んでくれた。パトカーも追っかけ走ってきたの。 周りには人だかりが出来ていた。 彼と子供がストレッチャーで運ばれ、親御さんと私は救急車に乗せられ病院へ向かった。

かろうじて擦り傷で済んだ子供は、親御さんと共に謝罪をしてくれた。私は彼らにお引き取りを願った。 私は彼を1人で待ちたかった。 あの子供や車の運転手を責めるつもりは全然ない。 今はただ彼が無事であって欲しいと願うばかり。

でも数時間後、彼は目を覚すことなくそのまま逝ってしまった。 駆けつけた彼のご両親と共に静かに帰って行った。 私はしばらくその場から動けなかった。

無事に葬儀も終え、友人からは「でも籍を入れてなくて良かったね」と慰めにもならない心ない言葉を貰った。返す気力さえなかった。 私は両親と彼のご両親に、彼には言えなかった事を伝えた。皆、涙が溢れ悲しみ憐れんだ。私は母子手帳を握りしめていた。

そして今、彼そっくりに育った子供が私を追いかけてくる。 良く晴れた公園で鬼ごっこをしている。 ベンチでは両親がコーヒーを飲んで私たちが遊んでいるのを見て微笑んでいた。 そこにふーっと爽やかな風が吹き抜けた。


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今はもうだれも

アリス

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