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Mission1:透明丸氷を作れ

透明丸氷製作に必要な工程は
・水中の空気を抜く事
・ゆっくりと凍らせる事
・凍結の過程で弾き出される不純物を捨てる事

まず一度成功するまでは水道水を用いて作ります

さあいよいよ開始だ！
モールドの容量を満たすだけの水を鍋で沸騰させます
沸騰したらそのまま数分維持し、塩素と総トリハロメタンを飛ばします
この作業により水中の空気と、塩素やクロロホルムなど一定量の不純物が飛ぶという想定です。
火を止め粗熱を取ります。
少し味見すると無味で臭気も無い。

さて時は遡り2005年11月。
私は待ち合わせの時間まで、とある街の図書館で「水のパラダイム」という本を熟読し、水道水や地下水にはわずかではあるが水銀や六価クロムなどの重金属が含まれており、更には塩素による消毒の副産物としてトリハロメタンが発生するという事を知りました。
重金属は沸騰しても飛ばず、捨てる以外にない。
ふむふむなるほど。
呑気に読み耽って賢くなった気になった私ですが、その数時間後に当時の恋人にフラれて膝から崩れ落ちるわけですから今になれば笑えます[泣き笑い]

さて話は戻りますが、その不純物こそが氷を白く濁らせる一旦を担っているということらしいです。
幸いにも水は純粋な部分から凍り始めるという性質であることから、一定量固まったら中身を捨てるという作業を2度ほど繰り返すことで素人でも透明に近い氷を作れるらしい。

私は粗熱をとった鍋の中の水をモールドにそっと流し込み、写真のように布で包み冷凍庫へ。
氷を作るには低すぎる温度の冷凍庫でゆっくり凍らせるにはどの程度の工夫が必要なのかまだわかりません
こうして緩やかに冷凍する事8時間。

モールドを開けると3枚目の写真のように透明な部分と上部に少し白い部分が。
お、成功か？
表面が凍ってしまってるので、てっきり一度で完成したと思いこみ、そのまま入れっぱなしにして夜を迎えました。
再度包を剥がすとモールドの穴から水が溢れて凍っている。
あれ…？
水は凍ると体積が増えるので溢れるんですね。
つまりあの時はまだ凍ってなかったということか…
いつものように内部中央が真っ白な氷ができていました。

そう3枚目の写真はまだ表面が固まっただけでした。
モールド内部の大半が凍り、不純物を捨てる目安と思っていた「8時間後」では実際にはまだ殆ど凍っていなかったようです。
外気に触れている表面から先に凍ってしまうのはよく考えればわかるのですが煮沸がうまくいって透明になったと勘違いしてました[泣き笑い]

次回は3枚目の状態になったら穴を開けて中身を捨てて、再度煮沸した水を入れて凍らせてみます！

長い！話が長い！
これ製作過程に需要あるのか？[泣き笑い]
実績がある人いたらぜひ参加してね！
#透明丸氷

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