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ルサンチマン
ちなみに、ボクが使ってていちばんアガるドリッパーはオリガミドリッパーかな。
陶器製で、いい意味で軽く、丁寧に作られてるのがさわり心地からも感じる。
ドリッパーは大きく分けて、百均なでも売られてる台形フィルターを使うカリタやメリタなどの台形ドリッパーと、百均とかでは売ってても1種類くらいしかない円錐ドリッパーがあって、オリガミドリッパーは円錐タイプ。
円錐形のドリッパーは大きな一つ穴が空いていて、小さな穴が空いてることがほとんどの台形ドリッパーに比べて、湯量の調節により味が大きく変わる。
湯量をたくさん注げば素早く落ちるし、ゆっくり注げばゆっくり落ちる。
台形ドリッパーはたくさん注いでも穴が小さいので、そんなに早く落ちずにドリッパーの中にお湯がたまる。
つまり、下に落ちる量は比較的一定なので、雑に注いでも味が安定しやすい。
逆に言えば、台形ドリッパーは丁寧に淹れてもそんなに味に変化をつけにくい。
ちなみにドリッパーには、1〜2人用とか1〜4人用があり、大は小を兼ねると思い1〜4人用を選びがちだけどそれは微妙だったりする。
1〜4人用はドリッパーもフィルターも、1〜2人用の倍くらい大きくなるので、そこに1人用のコーヒー豆を入れるとドリップポットから豆がかなり遠くなり、お湯は跳ねるし、狙ったところにも注ぎにくい。
1〜4人用と書いてるけど、実質3〜4人専用、つまり豆を30gから50gで使う場合に適しているドリッパーであって、30g以下しか使わないなら絶対に1〜2人用をオススメする。


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ルサンチマン
ボクは写真のポットを持っていて、このタイプのカタチのポットが好きなんだよね。
このタイプをボクは便宜上ユキワタイプと呼ぶ。
明確な理由があるから説明したいしオススメしたい。
・右からカリタの銅ポット700ml
熱伝導率が高い銅製で、本来はめちゃキラキラしているのだけど、家のガスコロンで直火ガンガンに使っているのでもはや輝きはなくなった。
・真ん中はユキワのドリップポット750ml。
ボクのはコーノ特別仕様のもので、よく見ると注ぎ口が職人により細口加工されている。
・左は最近仲間に加わったばかりの月兎印のスリムポットのビーズブラストモデル。
ステンレスモデルとビーズブラストモデルは定番の琺瑯製に比べて注ぎ口の加工がしやすく、より注ぎやすいように改良されている。
ユキワはドリップポットは、主に純喫茶などで愛用されている。
そして、ネルドリップ(紙ではなく布を使うドリップで紙だとカットされるコーヒーの油分も抽出できる)をするお店だと、点滴ドリップというテクニックを活かすために注ぎ口の下先をペンチなどで潰し注ぎ易くする。
なら、最近よく売られているような注ぎ口の付け根から注ぎ口まで全て細いタイプのドリップポットを使えばいいじゃないかとなるのだけれど、このタイプの欠点は、当たり前だけど細い水量しか出せない。
どんなに傾けても細い注ぎ口から細い水量がでるだけ。
喫茶店では、コーヒーカップを温めるためにお湯を注いだり、ポットの中の水やお湯を捨てるためであったりと、多くの場面で注ぎ口からそれなりの水量を出したい時がある。
そのため、テクニック次第で点滴のように細くも注げるし、傾け方によってはそれなりの量も注げるユキワタイプが喫茶店では好まれる。
ボクは以前は注ぎ口の付け根から注ぎ口まで全てが細口タイプのポットを使っていたけれど、コーヒーじゃなくてお茶や紅茶を飲む際や、鍋やカップ麺にお湯を注ぐ際、細口のチョロチョロしか出ないのはめちゃくちゃ不便だった。
あと、ユキワタイプはやや縦長でコロンとして可愛いのに対して、全てが細口タイプは横長なデザインになりがちで意外と場所を取るし、横長ゆえに注ぐ箇所に対して手が離れてしまうので注ぎ口と手の一体感が削がれる感じがする。
それと、誰がやっても細く注げるような注ぎ口より、テクニックでコントロールできるユキワタイプのほうがボクの美意識に響いた。
そんなこんなでボクはユキワタイプをオススメします☕️

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