アメリカ学問、社会科学の影響下にある、厳密なメソドロジーに導かれた、エビデンス重視の現代学問は、オプティミズムである。日本でもすぐに、データやエビデンスを出せと言ってくる連中は、オプティミストなのだ。どうしてエビデンスがあれば、それで最適解があると思えるのだ。こいつらは自分たちが大切にしている最適解という概念が、オプティミズムの創始者、ライプニッツから来ていると知らない。あらゆる問題には、最適解がある。この歴史的な命題は、数学者ライプニッツから始まった。その後、愚かな後継者により、偉大な思想は台無しになった。あらゆる思想は、無能なフォロワーにより可能性が閉ざされ、思想の墓場に葬られてきたではないか。