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おどる男

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今晩は。

翁(オキナ)って漢字で書くとおじちゃん感あるけれど
発音の語感は言い方によってはカッコいい海外の名前か女の子の名前でもありそうなw

今晩は。
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☆

月の立つ林で🌑青山美智子
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
月が導く連作短編集。

青山さんの作品は、やはり美しい。
過去に2冊読んだことがあり(木曜日にはココアを、お探し物は図書室まで)、ただ心根がドス黒の私には、青山さんの作品は美しすぎる…という印象があるんですが、、分かっているのに読みたくなる[泣き笑い]
どの作品も好きな感じのストーリーばかりなんですよね🥺
今回も「ツキない話」というポッドキャストで繋いでいくストーリーが気になりチャレンジ!!

毎朝午前7時に更新される、10分間の「ツキない話」
タケトリ・オキナという謎の男性が月の豆知識を話しているんですが、毎日じゃすぐに豆知識がツキてしまうのでは、毎週にしといた方がいいんじゃないか?ツキない話がツキてしまわないかとそこが一番気になった(そこかよw)
ただ、一章で「50回ほど」過去に配信されていることが書かれており、ゆうてまだ2ヶ月も配信してないし、ここからどうやってツキないように続けていくかが腕の見せ所ですな…と心配していたんですがどうやらその心配はいりませんでしたwwメインのストーリーよりそこが気になってしまってた私、ほんまに気にするところそこじゃない笑
でも出てくる豆知識が知らないものばかりで、月に少し詳しくなれて楽しかったです!

どの短編も優しくて良いお話。
私は一章が一番好きかな。怜花が決めた道が後の短編に活かされているのが良かったし、私も昔からハンドメイドのアクセサリーが好きなので、アクセサリーとの出会いや作家さんとのやり取りに共感しました。
お気に入りのハンドメイドのアクセサリーは、ほんとにずっとずっと大切に使い続けているんですよ。
きっと青山さんもハンドメイドが好きなのかな?
既製品とは違う、世界に一つしかない、心を込めて作ってくれたアクセサリー。特別な縁を感じる気持ちよく分かります。

三章も父親の話に泣いた。
いつも言ってるけど家族ものとか親子のストーリーが苦手で、父娘はしんどいのですが、なんかびっくりですけど純粋に泣いた。
ストーリーに父親が出てくるとどうしても亡くなった父と自分を重ねてしまい、泣くにしてもストーリーとは関係なくという感じになってしまうんだけど、このお話は割と自分のこととは離して読めた気がします。。泣いた後もしんどさは無かった。
全く自分の父とは似てないのも良かったかもしれない。素敵なお話でした。

それぞれの短編の主人公が、違うところで誰かを救う存在になっている。
ストン、ストン、と入るべきところに入っていくというか、汚れのない綺麗な丸い穴に入っていく。
ファンタジーのようにも感じる。世界がこうであってほしい、みんなが優しくてあたたかくて美しい世界。
私が持っているのは、棘のある穴。入るためには痛みを伴う。
その痛みも美しさなのだと描いてくれる作品が好き。 
だからやっぱり、私には青山さんの作品は美しすぎる…と感じてしまったけど、最初に書いた通り、テーマがいつもすごく好き!!
タケトリ・オキナがめちゃくちゃ闇深いとか、もっとどうしようもない登場人物が出てくるとか、救われない部分も何かあるとか、
いつか青山さんが棘のあるストーリーも書いてみようかなってなってくれたら、めちゃくちゃ好みにフィットする気がする[泣き笑い]!!
それか私の棘が抜け落ちてるタイミングで青山さんの作品に出会い、ストンと入る時が来たら…棘が抜けた私すなわちそれは私では無いが…来世…?笑
青山さんの作品の一貫とした美しさやあたたかさは素晴らしい。青山さんの作品に救われている方々がたくさんいるのがよく分かります。

入るべきところに入っていくと書いたけど、読んでていてこの人は誰だろう?と気になる人物が数人出てきて、その真相は意外性があったのも良かったです。
あと装丁をよく見るとペーパークラフトで、これもストーリーと関係していて素敵!

現代文の教科書に載っててほしい。青山さんが描く美しくて優しい世界はファンタジーじゃなく、現実だと皆が信じられる世界でありますように。
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