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junoiz
この漫画、最近のお気に入り。
電子図書の時代ですが、
この「平和の国の島崎へ」と
「国境のエミーリャ」、
「ファブル」は紙媒体で買い揃えています。

マーチン
第二次世界大戦後、東西に分割統治されてる
日本が舞台で、東側に住んでるエミーリャは
西側に行きたい人を送り込む亡命請負人って
裏の顔と別に、昼は上野駅(革命十月駅)の
食堂で何百人を相手にする給仕を務めてる。
亡命請負人が主人公である以上、冒険活劇は
当然なんだけど、旧ソ連的な社会主義特有の
文化で統治された東東京の姿は牧歌的ですら
あるというか、アメリカ以外は等しく貧乏な
時代だから不思議な暖かみも感じさせるのは
作者の憧憬も入り混じってるからだろう。
タッチは決して今流行りのスタイリッシュな
感じではないし、かといって劇画的でもない
ともすればドライになりがちなテーマだけに
このタッチがベターなんだと思う。
久々に新しい良い漫画を見た気がするなぁ…
ゲッサン掲載作品らしいけど、この人は確か
モーニングでカレチって鉄道漫画を描いてた
作家さんだったなぁ。
子供の頃から小学館派だったから集英社的な
ジャンプ文化は自分の中では割と希薄なのは
本当の意味で大人を相手にしていない感じが
凄いする(子供大人は別として)のが嫌でね
講談社はモーニング、アフタヌーンがあるし
小学館はゲッサン、オリジナル、IKKI等
非メジャー作家の受け皿があるし、両社間を
比較的自由に行き来する作家が多いのも良き
こういう空気感好きだなぁ…(=^x^=)

十月革命駅のテーマ
