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CECIL(聖流)

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◆銀座Hexagone通信◆
10/16(木)雨
◻️本日の営業時間
18:00-28:00

ザ・リトゥン・ワード
今日は『辞書の日』です。
アメリカの国語辞書制作者”ノア・ウェブスター”氏の誕生日を祝して制定された記念日です。
レシピや詳細はInstagramで。

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ハシオキ龍之介

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デヴィッド・ストーン・マーティン画廊 # 21


#レコードジャケット #JAZZレコード


☆『レスター・ヤング』

村上春樹のコレクションの中からのデビッド・ストーン・マーティンが手掛けたジャケット作品にフォーカスした本を紹介している。レスター・ヤングによって、それまでトラッド一辺倒だった私も徐々にモダン開眼していった。レスター・ヤングは別にモダン派ではないが、去りとて古臭いコーニーなトラッドスタイルを堅持していた人でもなく、こうした人を故.大橋巨泉氏は"中間派"と名付けて新たな立ち位置としてジャズ史に地平を切り開いた。トラッドとモダンの中間に立つミュージシャンだから中間派。誠に判りやすい。但し、この中間派と呼ばれる為には後々のモダン派ミュージシャンへの影響力がモノを云う。
レスターはそう言う点でも同じカウント・ベイシー楽団のテナー奏者ワーデル・グレイを始め前回この本📖´-で村上春樹が推していたスタン・ゲッツなどもレスターそっくりだ。テナーもアルトも両刀使いだったソニー・スティットもパーカーやレスター譲りのソロを吹いた。その肝心のレスターは、若き日にビックスとフランキー・トラムバウアーの相乗効果で有名な♫Singin' The Blues
のレコードをそれこそ擦り切れるほど聴いたと云う。あの二人の寛ぎに満ちたコルネットとCメロディー・サックス(ソプラノサックスとも違う。アルトとテナーの中間音)のチェースが、現実でギスギスして辛酸を舐めるような私生活を送っていたレスターが聴いて束の間の現実逃避が出来たのだ。そのフランキー・トラムバウアーの滑らかなフレイジングから強く影響を受けたレスターには、当時既にジャズ界を席巻していたテナー奏者コールマン・ホーキンスが激しいブロウでギャラリーを喜ばせ、バンド仲間を鼓舞する様が段々と違和感を醸成してゆく。当時の狭いジャズ界においてサックス🎷は総じてホーキンス張りのブリブリ・ビブラート一択の様相を呈していたが、レスターは敢えてそんな流れに"NO"を突きつけたのだ。レスターのソロスタイルはホーキンスのそれに比べたらまるで正反対。ビブラートはノンブレスで直線的、必要以上の音数を吹かない、カウント・ベイシー楽団時代のレスターは震えないビブラート以外はホーキンス張りだったが、年月が経てば経つほどその音数が少なくなっていった。これはボスであったカウント・ベイシーのピアノスタイルである所謂、節約奏法スタイルをピアノからサックスに置き換えた奏法だ。そう考えるのが自然であろう。1933年、レスターは初めてカンサスシティーでカウント・ベイシー楽団に参加した頃、カンサスシティ(以下KCと表記)の有名なクラブチェリー・ブロッサムにコールマン・ホーキンスが出ているという噂が瞬く間に町中に流れ、30分と経たずしてレスター・ヤングやベン・ウェブスター、ハーシャル・エヴァンスなど若くて活きのいいサックス奏者らが続々とクラブにプレイしに詰め掛けてきた。ホーキンス(以下、ビーンと表記)はKCのテナープレイヤーがどんだけのものなのかは知らなかった。「ビーンは一晩中プレイした」が、太刀打ち出来なかったという。その日のうちにビーンは当時専属だったフレッチャー・ヘンダーソン楽団とセントルイスに移動しなければならず、レスターらがベン達とセッションしている間、ずっと自分が入る隙を伺っていたが遂にタイムオーバーとなりセッションに加わることは遂に出来なかった。つまりは一晩中プレイしてなんかいなかったのが事の真祖のようだ。これはレスター寄りの者たちによる「ホーキンスの敗北」神話であり、この話がベースとなり尾ヒレが付いて流布したらしい。ホーキンスがレスターに敗北した、という話がひと頃のジャズ本には必ず書かれていたものであり、さもレスターとビーンがテナバトルの一騎打をしてレスターが勝った、という話はでっち上げだったことがデイヴ・ゲリーのジャズマスターピースシリーズのレスターの伝記を読むと、最初から闘っていないことが判る。しかもレスターはビーン以外のミュージシャンとそこでセッションしていた訳で、ビーンは土俵にすら昇れていないことが、上記の記述でハッキリする。フレッチャー・ヘンダーソン楽団の移動でタイムオーバーとなった口述をしたのはレスターらと同時期にKCでピアノを弾いていたメリー・ルー・ウィリアムズ女史の証言だからほぼ間違いない。正確なジャズ史は如何に客観的な意見を口述或いは記述しているかを読む側がキチンと選別しなければならない良き例であろう。
さて、前置きが長くなったがレスターのノーマン・グランツコレクションで村上春樹が二番目に取り上げたのが『COLLATS』である。まだマーキュリー時代の1951年に10インチアルバムとしてリリースされた初期のアルバム形態である。我々が今日び、LPとして認識しているアナログ盤は30cmの直径でこれが12インチ盤となる。10インチは直径25cmである。現在出回っているLPよりかはやや小さい。この10インチ盤は現在殆ど見なくなった。大滝詠一は1977年にコロムビアから自分が手掛けたCMソングの音源をLPでリリースしたが、4年後にCBSソニーからリリースしたコロムビア時代の旧譜をリイシューした際にこの『NIAGARA CM SPECIAL VOLUME.2』として10インチ盤で敢えて出した。大滝さんとしてはレコードの変遷の中でLPの12インチの前に10インチの時代があった事を形として残しておきたかったのであろう。それだけ歴史を重んじていたミュージシャンであったということである。
話が逸れたが、そのレスターの『COLLATS』から本日は往年のスタンダード♫Polka Dots and Moonbeams を紹介する。このアルバムリリース当時、ノーマンはビニライト盤のアルバムと同時に2曲が表裏にプレスされたシェラック素材のSP盤もリリースしている。つまりはバラ売りしていたのである。素晴らしき商魂だが、実際にまだビニライト盤の普及率が上昇していなかった頃の話だから、SP盤リリースはある意味必定だったのかもしれない。私は中古レコード店でこの♫ポルカドッツ… と♫ Too Marvelous For Words と
♫ Frenesi の3枚をSP盤で買った覚えがある。計8曲入りのアルバムだったからあと1枚見付けられたらこのアルバムのSP盤を全て揃えられたのだが、惜しかった。

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ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス

レスター・ヤング

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岬ロカ

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#私に影響を与えた著者10選
・シャーロット・ブロンテ
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・綾辻行人
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・恩田陸

以下は「作詞家」として
・外間隆史
・工藤順子
・谷山浩子
・甲田益也子
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ハシオキ龍之介

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デヴィッド・ストーン・マーティン画廊 # 13


#レコードジャケット #JAZZレコード


☆『イリノイ・ジャケー』

村上春樹のコレクションの中からのデビッド・ストーン・マーティンが手掛けたジャケット作品にフォーカスした本を紹介している。
 ベン・ウェブスターがクレフレーベルでイリノイ・ジャケーとテナーの共演を果たした名盤である。デビッドの茶色を基調にしたジャケが名盤の名に箔をつけている。ベン・ウェブスターというとコールマン・ホーキンス、レスター・ヤングに次ぐテナー奏者として三大テナー奏者の一角を占めるほどの実力者だ。荒くれ者、というイメージが強くその強面の容姿も相まってのものだが、1935年に入団したデューク・エリントンの下でメキメキと頭角を表した。代表曲は♫コットン・テイル ♫オール・トゥー・スーン 躍動感あふれる"動"のソロから極上のバラードを吹かせても味が出せ"静"のスタイルまで、どちらも安定感を示したが、最後はボスだったデュークを殴って退団しちまう。ミドルネームの"ブルート'を地で行っていた。性格はそんなだったが、何せサックス🎷を吹かせたら場の空気を読んで、柔軟な対応力があったから仕事にあぶれる事は無かったようだ。しかし、実際は普段は温厚で穏やかな性格だったという。酒が彼の性格を変えさせたのだ。
 村上春樹も同書で書いている通り、このアルバムのタイトルは互いのミドルネームが付されている。イリノイ・ジャケーのミドルネーム キッドはウェブスターが普段からジャケーのことを「よう、キッド」と呼んでいたから自然と付いたミドルネームだった。
 今日取り上げたのはこのアルバムの中でジャケーと二曲だけ吹いているベンのソロが堪能出来る内の1曲♫I Worte This for the Kid スロウブルースにこそベンの真骨頂が光る正に極上の逸品である。
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I Wrote This for the Kid (Remastered)

イリノイ・ジャケー

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岬ロカ

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「名刺代わりの10冊」に作品入れるほど好きな作家が二人も(デュマ・ペールとジーン・ウェブスター)自分と同じ誕生日なのがうれしいので、今月はその二人の作品を読み返して過ごしたい。
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