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マサヤス   龍之介

マサヤス 龍之介

Uber Jazz ♯ 25

 ☆『スウィングジャズの花形ボーカリスト2️⃣』
 
テディウィルソンがベニーグッドマン楽団に加わったことはその生涯の中でも最大の幸運だった。元々はピアノの巨匠アールハインズの下でハインズのイミテイターの様な事をしていた彼を眩しく華やかなスポットライトに当たる舞台に引っ張り上げたのがグッドマンだった。そしてその腕を買われグッドマン楽団入団後すぐの1935年には敏腕プロデューサー ジョンハモンドによりブランズウィックレーベルで自楽団結成に至る。グッドマン楽団と並行しての自楽団運営は多忙を極めたであろうが、テディの音楽人生、いや全生涯中の中でも最も華やかな時期であったことは容易に想像できる。そんなテディの楽団名義の中でも未だに注目を受けるのはビリーホリデイがVo.を務めたレコードであろう。取り分け1935年の7月に録音された♫What a Moonlight Can Do と
♫Miss Brown To You はビリーの知名度を上げた最も初期の成功例として長く語り継がれるべき名演である。ここではベニーグッドマンcl. やコールマンホーキンスts.などの"腕利きスト"らが演奏グレードを一段引き上げて最高のソロも堪能出来るが、後者の録音には前奏部で一瞬ニューヨークの街の喧騒(車のクラクション音)が偶然にも入っているが、タイミングの良さにディレクターもNGにしなかったのだろうか?或いはスタジオの貸し出し時間の関係から数テイク録るのが不可能だったのかは知る由もない。溌剌としたビリーの唄いっぷりやまだクスリに侵されていなかった頃の元気なビリーの歌声をご堪能頂きたい。

ここ数週間で搭乗者が増えたので、久しぶりにこの惑星での投稿を復活して参ります。
また関連投稿も歓迎します♪ 奮って投稿下さい[笑う]
GRAVITY

Miss Brown to You (with Teddy Wilson and His Orchestra)

ビリー・ホリデイ

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