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蒿田 稀

rnt
【名前】rnt
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今日からGRAVITYをはじめました!たくさん友達ができたら嬉しいです!

ヒロ🦻【えんの木】
・内在化問題(不安やうつなど)は,それぞれの症状が単独で生じることは少なく、併存して生じる(Brown, Campbell, Lehman, Grisham, & Mancill, 2001)
→ 有効な治療的アプローチを考えるときには問題の共通要因への介入が重要
(ちなみに精神疾患の構造に関する研究では,心理的症状は,不安や抑うつを中心とする内在化問題と反社会的な行動や物質依存を中心とする外在化問題の二因子に大別される Krueger, McGue, & Iacono, 2001)。
・そのため診断横断性「ある特定の要因が様々な心理的症状にわたって認められることで,その特定の要因が,個別の心理的症状の生起に寄与するだけでなく,様々な心理的症状の併存に寄与すること(Drost, van der Does, van Hemert, Penninx, & Spinhoven, 2014)」が注目されている。
2.診断横断の要因「反復思考(repetitive negative thinking; 以下,RNT)」(Ehring & Watkins, 2008)
・診断横断性の要因の一つ
・物事を繰り返しネガティブに考える思考様式のこと(心配や反芻)
・多くの研究で反復思考の高さが,不安や抑うつといった内在化問題の悪化に関与していることが報告されている(Ehring & Watkins, 2008)。
・反復思考の低減をターゲットとすることが,内在化問題の改善に有効だと考えられている。
3.反復思考低減のカギ:メタ認知モデル
・Wells(2009)により提起された
・メタ認知的信念(自己の認知プロセスのコントロールに関わる信念)が関与していると想定している。
・個人の認知スタイルを方向付ける重要な役割を果たしているとされ、不適応的なメタ認知的信念をもっているほど,反復思考が悪化し、その結果として内在化問題が生じると考えている(Wells, 2013)
・心配に関する
① ポジティブなメタ認知的信念(以下, ポジティブ信念)…「うまくやるには心配は役に立つ」と言うような信念で、高いほど問題解決のために心配を多用する。
② 心配に関するネガティブなメタ認知的信念(以下,ネガティブ信念)…「心配しだすとやめられない」という制御不能に関する信念。高いほど心配がコントロールできなくなり心配の苦痛が強くなる
の二つの不適応的なメタ認知的信念が関わっていると考えられている(Wells, 2013)。
・ポジティブ信念が反復思考を使う頻度を増やし,ネガティブ信念がもたらされた反復思考がコントロールできない感じを強め,結果的に内在化問題(うつ・不安)が生じると考えている。
・しかしネガティブ信念と反復思考の間には強い正の相関関係が示されているが(向井・高岸・杉浦,2018), ポジティブ信念とRNTの関連は,非常に弱い正の相関関係 (Wells & Carter, 1999)か無相関(金築・伊藤・根建,2008)であることが報告されており,ポジティブ信念の高さ自体は反復思考や内在化問題の悪化に関与していない可能性が高い。
・実際に,ポジティブ信念には適応的な問題解決スタイルと関連する側面があるとの報告も(向井・杉浦,2018)。
4.反復思考は悪者か?
・反復思考の多用を促すポジティブ信念(心配は役に立つ)が,不適応指標と関連が弱い,あるいは,無相関であること(Wells & Carter, 1999; 金築他,2008)を踏まえると,反復思考を多用すること自体は,不安症状や抑うつ症状の悪化に寄与しない可能性がある。
・一方で,反復思考のコントロール不能を促進する「ネガティブ信念」の高さは,不適応指標と強い正の相関関係(向井他,2018; Spada, Mohiyeddini, & Wells, 2008)がありコントロール不能になってはじめて不適応的なものとなりうる。
↓
反復思考を多用するプロセスから制御不能性にさせる要因を明らかにすることが必要。
【参考】
向井・杉浦(2022)考え続ける義務感の低減をターゲットとしたメタ認知療法の効果検証,
パーソナリティ研究 2022 第31巻 第3号
【ベストコメント】
やっぱり気を練って丹田に力を込めて重心を落とすように呼吸をしないと無念無想の開眼は難しい。

