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マリス
concede譲歩する
trite陳列な
colossal巨大な
deception欺瞞
lapse失効
append追加
pathetic哀れな
pettyささいな
evolve 進化する
crept忍び寄る
assumption予測
steer操縦する
high and mighty傲慢な

ヒロ🦻【えんの木】
セラピスト/ファシリテーターが(そしてクライアント/参加者が)の在り方
・「自己一致 congruence」しており自分の感じていることに「真正、率直genuine」であること
・「相手への共感的理解 empathetic understanding」
・「無条件の肯定的関心unconditional positive regard」
を重視
・「専門家による指導的介入がなくとも、自発的で、対等な、人間同士の率直かつ自己一致した、肯定的な関係に基づく交流があれば、人は自らで変化し、成長していくものである」という考え方に基づく
「対話」という言葉をあまり用いず「成長を促進する風土」や「深化するあるいは改善する関係 deepening and improving relationship」と表現している
・「クライアント/パーソンセンタードアプローチ」
心理療法の中でクライアントの持つ、内的可能性、変容や成長の力を信じ、カウンセラーの介入や指示を最小限に抑えた。
「非構成エンカウンターグループ」
・一対一のカウンセリングと同様、話し合いやグループワークを導くリーダーはおらず、全員の自由な発話を促すファシリテーターがいる。
・話すべきテーマや話し合いの目的についてはあらかじめ設定されておらず、オープンエンドで、グループが話し合うなかでそれを見出す。
2.D.ボーム
・物理学者
・唯一の真理の探究としての科学的論争や立場が異なる者が勝ち負けを決する議論とは異なるコミュニケーションとしての対話を重視。
【議論】
・dis-cussionの語源は「物を(分解/分析して)バラバラにしてしまう」の意味。
・参加者がそれぞれの立場に分かれ、勝ち負けを競いあったり相手を批判し、腹を立てたりして、双方をつなぐものがない状態
・人がそれぞれの立場に分かれ、それに固執し、それが争いや対立のインフレーションを生み、さらに立場への固執と、相手に対する感情的反応を生み出す原因となる。
【対話】
・dia-logueは言葉の意味 logosを共有する作業であり、「意味を共有する」(Bohm1996)
・対話者の間にある種の一体感や共同性がある状態
・「こうでなければならないと思っていること=前提 assumption」に気づき、その働きを差し止め、それを他の対話者と一緒に見つめることが大事。
・それぞれが言いたいことを言うのではなく、自分が今何を感じているか、言いたいと思っているのか、なぜそう感じるのか、言いたいと思うのか、それを言うことで他人や場にどのような影響を与え、何をすることになるのかについての「セルフアウェアネス」を持つことを重視。それによって、自分を自己防御や他人への攻撃に駆り立てる「前提を宙づりにし suspending assumptions」(Bohm 1996,2007)
・同じことについて意味を共有し、ともに考えることができることを通じ他人との新しい共同的で創造的な関係を結び直していくこと。
【ベストコメント】
この「議論」とか「合意形成」が必ずしも対話文脈でのファシリテーションにはならないんですよねぇ。
【参考】
高橋(2017)哲学対話とスピリチュアルケア, Osaka University Knowledge Archive
→ アーカイブはStandFM


ヒロ🦻【えんの木】
1.哲学的探究にかせないもの
・「問答」と〈問い〉
・「問答」は、相手から情報を引き出すためでも、相手の性格やプライバシーを知るためでもなく、相手の「考え」(言葉の意味、判断、価値、前提)を理解するために質問をする
・「問い」は、単なる情報収集の手段ではなく、思考の探求そのもの。相手の考えを引き出し、言葉の意味や前提を浮き彫りにすることで、新たな理解を生み出すための起点となる。つまり、 思考を開き、対話を深める道具
問答: 「幸福とはお金の有無に関係があると思う?」→ 相手の意見を確認するための質問
問い: 「幸福を定義するには、何を考慮すべきだろう?」→ 新たな考えを生むきっかけ
問いは、問答よりも思考のプロセスを大切にする
2.哲学対話が目指すもの
・相互理解や相手への理解が深まること
・問答を通じて、考え方の違いや対立を超えて共有されているもの=対話者が、共通に持っている「前提」や、考え方が違っても共に探求することのできる〈問い〉、共通に生きている「意味」の世界があることに気づくこと、それをさらに探求していくこと
3.哲学対話や探究の進め方の例
・参加者が対話や探究に慣れている場合は、話し合いの初めにある〈問い〉(話し合うテーマ)を立て、それについて問答していく
・(それとは逆に)対話者同士がお互いに聴き合い、質問をしあうなかで、共に考えることのできる共通の〈問い〉を見出していく
「Good Thinkers Toolkit(哲学者の道具箱)」
・ハワイのこどものための哲学対話のなかで役立つ質問のセット
・R(reason)どうしてそう思うの?
・W(What does it mean?)それはどういう意味?
・T(truth)それは本当だろうか?
・E(example)例えばどういうこと?
・C(counter example)反対の場合は?
・I(Inference)もしそうなら〜だと考えてよいのか?
・A(assumption)そもそも〜とは?〜を当たり前だと考えてよいのか?
【質問について】
・西洋的な論理的思考や批判的思考のスキルとして理解されているもの
・自己正当化や他者の批判のために用いるのでも、マスターすべき思考のスキルとしてではなく、自分と他人の考え方の違いに気づき、他人や自分の考えをより理解するための関わりのガイドライン。
・丁寧に繰り返して、対話で相互理解が深まることを目指す
・相手ばかりでなく、自分と他人の考えの違いを知るが、自分と相手の考えやアプローチの違いをどちらが正しいとか間違っているという判断を下すのではなくただ知る
→ その考え方の違いの元にあるものや、自分や他人が当たり前と思っていること(前提)への気づきを促す
【ベストコメント】
【問】カレーとはなにか?
昔インド人がやってるカレー屋に入って、カレー注文したらスプーンがついてこなかったんだよ。「あ、本格的な店なんだ」とか思って、手で食ってて半分くらい食ったときにインド人の店員が奥からすげー申し訳なさそうな顔してスプーン持ってきた。
【参考】
高橋(2017)哲学対話とスピリチュアルケア, Osaka University Knowledge Archive

