こんばんは。読書記録です。民主主義を疑ってみるー自分で考えるための政治思想講義梅澤佑介 著ちくま新書p88および105トクヴィルのデモクラシーについての省察トクヴィルが懸念する「多数派の専制」とは「多数派」を誰かが先導する必要がある。人々は自分の代わりに判断を下してくれる「後見人」を選挙で選出する。これにより、人々は「指導されたいという欲求」と「同時に自由のままでありたいという願望」の両方を満たすことができる。ここに「集権制と人民主権」の両立が実現する。p128~130、181立憲主義について1215年のマグナ・カルタによって、国王もまた他の封建諸侯と同じように、「法の支配」のもとにあることが確認された。それが「立憲主義」の出発点である。政治は「憲法」に則って行われるべきだというだけでなく、「国家の枠組み」を侵犯することなく、その中で政治が行われることを重視するものである。憲法は、統治者の権力の限界を定めて、権力の恣意的な行使を防ぐための装置である。「議会」という機関は、ただ地域共同体の代表者が政治に参加する場としての機能だけでなく、「憲法」と同じように、国王の専制を抑止する機能をも有している。議会によって統治者の権力の濫用を抑えることを「議会主義」という。p146~147、234~235ヒュームの「黙約」論について「理性は情念の奴隷である」人間が長い試行錯誤の歴史を通じて、「自分の私有財産を安全に守るためには、他人の所有権も尊重する必要がある」ということを学び、徐々に個人の間で「黙約」が形成されてきたからこそ、「所有権」を保障する社会が成立した。#読書 #読書感想文 #政治思想 #立憲主義 #議会主義