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こんにちは。
読書しました。

独仏関係史
三度の戦争からEUの中核へ
川嶋周一 著
中公新書

本書は、第二次大戦後のフランスとドイツ(西ドイツ)の関係、主に政治的な関係を紐解くことで、国際社会の平和や秩序の維持というのものは、関係各国の不断の努力によるギリギリの綱渡りによって成り立っているということを展望した書物です。
表題の三度の戦争というのは、普仏戦争、第一次大戦、第二次大戦のことで、この時代の独仏関係というのは、先祖代々の宿敵でした。
それが第二次大戦後は冷戦という構図の中でフランスと西ドイツは和解に向かい、EUという秩序に埋め込まれることで、はじめて独仏関係は安定を得ることができました。
ドイツ人やフランス人の政治的な意識は決して一体感というものはなくて、お互いに過去を乗り越えるための努力、葛藤、両国間の微妙な政治的感情や英米との関係、ロシア問題など非常に複雑で多層的な国際政治の力学の上に成り立っていることが分かりました。
フランスとドイツの間では二国間の共同閣議というのもおこなわれており、動乱や戦争を回避して外国同士が協調するためには、ここまでやらなければならないのかというのも感じました。
平和のための不断の努力というのは日本にとっても学ぶことが大きいように思います。
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岩

久々にアツいやつ見ました
まだ序盤なんですが
少し前の作品なので
芦田パイセンが幼少期です
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こんにちは。
読書しました。

自民党幹事長
-歴史に見る権力と人間力
星浩 著
ちくま新書

昭和30年の結党(保守合同)以来、そのほとんどの期間において政権与党として君臨している自民党の歴史が学べて面白かったです。
自民党幹事長は、党のNO.2として総裁を補佐して党をまとめ、人事権と政治資金を掌握し、国会対策を取り仕切り、選挙の際は陣頭指揮を担う重職です。
歴史的な変化として、昭和の時代は派閥の抗争やその調整、野党との裏工作をやる、まさに海千山千のつわものどもの興亡の歴史でした。
平成に入ってからは、幹事長は総裁の留守を預かる家老的な役割にシフトしてきたようです。
歴代最強の幹事長として田中角栄をあげていますが、「上り列車の時代」だったという時代背景があり、今の時代に田中角栄を理想像にというのは難しいかもしれませんね。
個人的には政権与党が衆議院で少数派になったことをきっかけとして、与野党コンセンサスをはかる流れになってきていることに希望を感じています。
小泉純一郎氏や安倍晋三氏が得意とした敵と味方を峻別するやり方ではなく、与党も野党も包括的にコンセンサスが出来るような政治を望みたいと思います。
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戦後フランス思想
サルトル、カミュからバタイユまで
伊藤直 著

戦後フランスを代表する知識人であるサルトル、カミュ、ボーヴォワール、メルロ=ポンティ、バタイユのいくつかの著作とそれぞれの思想的立ち位置、特にサルトルとの関係性について紹介している内容となっています。
強烈な戦争体験、戦後の自由を求める精神、50~60年代の政治の時代をいかに生きたか、サルトルの激しさというのは戦争体験が根っこにあるんだなというのがなんとなく理解できました。
ここに紹介されている知識人達は、人生の意味や人類の行く末を真摯に考えて行動に移していた最後の世代なのかもしれませんね。
今の時代、ここまで、特に政治的なものに対して熱狂や興奮を抱くというのは難しいのかもしれません。
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