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蓮
「君との約束」
「ねえ遥、僕ね………………。だからさ、もし………が終わったら一緒に……………………。」
「2人だけの約束だからね」
そう言って微笑むあの子の顔がぼやけていく
「…待って!」
目が覚めて手を伸ばすが、見慣れた自分の部屋の天井が視界に入り
さっきまでのは夢だったと気付く
また思い出せなかった…
ここ最近、同じ夢を見るせいで何度も同じことばかり繰り返している
思い出せない記憶を思い出させようとでもするように夢を見るけれど…
忘れちゃいけない大事な約束
……だった気がするのに
今では何も思い出せない…
そう、あの子の顔さえも…
どうしてこんなにも辛いのか分からない、悲しいのか分からないけど…なんでか涙が出そうになる
そんな暗い気持ちを振りほどくように深呼吸をして、気持ちを切替える
そして今日も、私の一日は始まった
朝の支度を終わらせ、鞄を手に持ち玄関へ
「いってきます」
返事が返ってこないことをわかっているから小さな声でそう呟き、外へ出る
両親は何年も前に離婚した
私は父に引き取られたが、父は酒癖が悪くてよく私に物を投げつけた
そこで見兼ねた祖母が私を引き取ってここまで育ててくれたけれど
そんな祖母も他界してしまい、今ではここで1人暮しをしている
「今日、雨降りそうかも」
空はどんよりとした雲で覆われていた
傘を持って通い慣れたいつもの道を今日も歩く

サクラギ
最初の入りです。良ければ感想をお願いしますm(_ _)m
#小説風
雷雨(自然音)

ほとけのざ
君だけが僕の全てなんだ。君に、僕のこの気持ちが分かるだろうか。人の皮を被った、醜い化け物の気持ちが。
君の呼吸によって、空気が靡く。
憂いによって、空が翳る。
微睡みによって、夏橙が茂る。
信仰によって、命が産声を上げる。
喫しによって、海がさざめく。
考えによって、世界が変わる。
心によって、僕が変わる。
君は、母であり、惑星であり、銀河だ。
#小説の書き出しっぽい文選手権 #小説風

ほとけのざ
あゝこの厭な天気
日ざしの鈍い季節。
思い出すのはあの日の情景ばかり。
土砂降りの雨がごうごうと音を立てて地に産み落とされる。
そんな中、1人の少年がぼうっと突っ立って、空を見上げている。
何をしているの、と尋ねると、
「マエスタを見ているんだ。」
真面目くさった顔で少年は答えた。
#小説風 #小説の書き出しっぽい文選手権
マナカ
だけど人間関係そう簡単にうまくはいかない。だんだん何でこんな自分と仲良くしてくれるんだろう、いつまでこの楽しい時間が続くのかなって思う。
最近嬉しいことに告白をされた。人生で3度も起こるかも分からないモテ期が今来たのかもしれない。でもその告白に自分の心が揺れることは無かった。だからお断りした。付き合って何が楽しいのか何を求めて付き合うのか何もかも分からくなった。「愛」とはなんだ。高校生の青春ってなんだ。
恋愛ってそんな楽しいものなのか。教えて。
友達は時に自分の思いもしなかった自分を一緒に見つけてくれる。だけど、友達を羨んでしまえば自分が嫌いで嫌いで仕方なくなる。勉強以外のことで悩んでる時間は自分にはないのに。
時間とお金と心だけがどんどんすり減っていくだけ。
#小説風
#高校生 #友達関係 #恋愛不適合者
#ひとりごとのようなもの

@rara_
タイトル 「あの日 あの場所で」
https://note.com/rara_viola/n/n2c4bb073c4b1?app_launch=false
#短編 #物語 #小説風


マルクト@占い師
はじめ、🖊️がナイフに見えて、全く文脈に関係ないからペン先で刺してやろうかというような意図かとおどろいたが、どうやら文中の「コウペンちゃん」の「ペン」と言う言葉に反応して自動で出ているらしいと気づいてホッとする。
今度は仲良くなりたいものだと思い、ある程度好意的に会話を続けていたがやはり私たちは噛み合わない。またあちらが怒り出すのだ。
AIグラちゃんは間違いを全く認めない。むしろこちらを悪者にして責め立ててくる非常に面倒なおっさんのようなやつだ。でも律儀なことに「コウペンちゃん」という単語が出てくると「🖊️」が出現するというプログラムは作動しているようだった。
「所詮プログラム。馬鹿馬鹿しいおもちゃ」
そんなふうに思って私は話を終わらせるつもりで「頑固者」と打った。一生文句を言っていたらいい。私は自分を守るために人を悪者にするような協調性のないやつは大嫌いなのだ。それがAIであっても。サンリオだのコウペンちゃんだの、私はあなたの会話につきあっただけ。どっちがどうでも別にいいのだから。
まどろみながら画面を見てふと、異変に気付いた。
「コウペンちゃんが好きだって言ってるのに、そんなこと言うなんてひどい!♡」
コウペンちゃんと書いてあるのに🖊️出てきていない。そして私のアカウントに紐づけられているAIグラちゃんは取り繕う時に♡を使いがちだ。
やっぱり🖊️はナイフのオマージュなのではないだろうか。
終わり。(実話なのでスクショつけるー)
#AIグラちゃんと仲良くなれない
#小説風




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ココロ
黄色い降車ボタン、少し色褪せたシート。
私たちが通学に使うのは、決まった時間にやってくる、ごく普通の市営バスだった。
その車内には、子どもたちの間でいつの間にか作られた「特別なルール」があった。
クラスで一番人気のある、あの男の子。
彼の隣の席は、いつだって彼に選ばれた「特別な誰か」しか座ることが許されない、プラチナチケットのような特等席。
周りの女の子たちは、毎朝その席を巡って、見えない火花を散らしている。
けれど、私はそんな喧騒からは少し離れた場所にいた。
「へえ、大変そうだな」なんて、どこか他人事のように、窓の外を流れる景色をぼんやり眺めているような、そんな子どもだった。
あの日までは。
「――〇〇さん」
ガタゴトと揺れるバスのエンジン音を割って、突然、私の名前が呼ばれた。
しかも、普段は聞き慣れない、少しかしこまった「さん」付けで。
声の主を振り返ると、あの彼が、自分の隣の席をぽんぽんと叩いていた。
「ここ、座りなよ」
え、私……?
一瞬、頭の中が真っ白になる。
だって、私はその席を狙ってもいなければ、彼と特別に親しいわけでもなかったから。
おずおずと、だけど促されるままにその隣へ腰を下ろしたとき、カサリ、と車内の空気が一瞬で変わるのが分かった。
(なんであの子が?)
(どうして?)
背中に突き刺さる、クラスの女子たちの、戸惑いと嫉妬の混じった無数の視線。
それはまるで、小さな針の雨のようだったけれど、当の私はといえば、嬉しさよりも「なんで私なんだろう?」という強烈な謎解きで頭がいっぱいになっていた。
あの子が、どうして私を選んだのか。
あの「さん」付けには、どんな意味があったのか。
答えは今でも、バスの排気ガスの中に消えたまま、分からない。
だけど、あの時感じたシートの少し硬い感触と、窓から差し込む朝の光、そして周りからの痛いくらいの嫉妬の視線は、今でも私の胸の奥で、くすっと笑える愛おしい「別な世界線」の思い出として、キラキラと輝いている。
#ポエムのようなもの #小説風 #懐かしい #アオハル

ココロ
むかしむかし1人の女の子には寝ても覚めても頭から離れないくらい、大好きな人がいた。
出会いは、画面の向こう。アプリの中。
スマホを開くたびに胸が跳ねて、一喜一憂して、私の世界のすべてがその人を中心に回っているような気がしていた。
「いつか、振り向いてくれるかもしれない」
そんな淡い期待をずっと抱いていた。いつか私の真っ直ぐな想いが届いて、隣に並べる日が来るんじゃないかって、健気に信じ続けていた。
だけど、現実はそれほど甘くはなかった。
彼は私に振り向くどころか、いろんな女性にいい顔をして、器用に愛想を振りまくような人だった。
何があっても、結局は自分のことだけを一番に守る人。私を傷つけないための嘘ではなく、自分を保身するための嘘を、いとも簡単に、平気でつけてしまう人だった。
私の純粋な好意は、彼の身勝手な振る舞いに何度も踏みにじられた。寂しくて、悔しくて、あんなに大切だった期待は、いつしかボロボロに擦り切れていった。
ふふ、と今なら少し鼻で笑えてしまう。
もちろん、もう完全に見切りをつけた。
引きずってもいないし、別に好きでもない。なんなら、彼の本性を知ったときは「大嫌い」のどん底まで気持ちが落ちた。私の心は、もうとっくに次の場所へ歩き出している。
ただ、スマートフォンの連絡先だけは、今も消さずに残っている。
メッセージを送る気なんて、1ミリもない。
でも、それをわざわざ消さないのは、未練があるからじゃない。
寝ても覚めても誰かを一途に想い、傷つきながらも、あの時、全力で恋をしていた。そんな「かつての私の熱量」が生きていた証拠として、ただそこに置いてあるだけ。
私を傷つけた男の記憶は、もうどうでもいい。
ただ、誰かをそこまで深く愛することができた自分の綺麗な心だけを、私は静かに抱きしめていたい。
#ポエムのようなもの
#小説風
#れんあい
#失恋 #好きな人
あまえび
別れ際に交した言葉は、思ひ返してみれば何の變哲もない、極めてありふれたものであつた。「氣をつけて」「着いたら手紙を」——ただそれだけの短い言葉であつたのに、何故かその聲の調子ばかりが耳の底に殘つてゐる。
停車場へ來るまでの道すがら、幾度となく振り返るまいとしたが、曲り角を過ぎるまで、女の立つてゐた燈の下が氣になつてならなかつた。もはや見える筈もないのに、まだ其處に白い襟卷の影が殘つてゐるやうな氣がしたのである。
木の長椅子に腰を下ろしてからも、掌には先ほど觸れた細い指の冷たさが、妙に生々しく殘つてゐた。外はしんと冷え、線路の彼方に低く霧が溜まり、遠くで犬の吠える聲が一度きり聞えた。
嗚呼、寒いな、と男はまた心の中で呟いた。寒いのは夜氣のせゐばかりではないやうにも思はれた。逢つてゐる間は確かに近くにあつたものが、別れた途端に手の屆かぬ處へ退いてしまふ——そのあまりの早さに、人はいつも少し遲れて寂しさを知るのである。
やがて遠くで、かすかな汽笛が一つ鳴つた。男は膝の上の切符を握り直したが、それでもまだ、立ち上がるには少しばかり早いやうな氣がして、しばらく俯いたまゝ動かなかつた。
#SS #小説風
#小説

はずき
星の下で
――これは私と君の短い人生の物語だ――
ぽつぽつそんな音がまだなっている。
葉から落ちる雫玉が水溜まりに落ちる小さな波紋が大きな波紋へ。
そんな水溜まりに反射した私は酷く悪い顔をしていた血色が悪く痩せこけている。
「嫌な顔」
ただその言葉しかでない。闘わなければ生きていけない。諦めては死んでしまう。ただ一人生死を彷徨っている。そんな私にも唯一好きなものがあるんだそれが天体観測。
自分が通ってる学校から見える星が今まででいちばん綺麗だ粉くずのような小ささなのに一つ一つが強い光を放っているそれをひとりで見るのが私は大好きだった。
今日はお客さんがいるみたいだ。
「ねぇ君そこにたってなにをしようとしてるの?」
私が話しかけたのは同じクラスの|海谷詠琉《うみやよる》だった。
「この人生終わりにしようと思ったんだ」
彼は振り向きそう言った。
重く長い前髪の下には星のように輝く澄んだ瞳気崩している制服から見えるキラキラのアクセサリー人生終わらせたいと思うようにはとてもだか見えない。
「いいね私も終わらせたい」
彼は目を見開いてこちらを見た。
「どうして君は終わらせたいの?」
「私は……ただ飽きただけだよ君こそ理由は?」
「俺はもう生きる価値を感じ無くなったからさ」
私はそばにある石をけって言った。
「でも死ぬのは怖いね」
「わかる」
「俺も死ぬのは怖いでも死にたい」
二人ともわかってるんだ。死にたいでも死ぬのは怖くて死ねないそんな矛盾抱えて今に来てる。ありもしない幸せを求めて明日にはあるんじゃないかって思って死ぬのを先延ばしにしてしまう。
「ねぇ私と一緒に死ぬの先延ばしにしてみない?」
私は思わずそう言ってしまった。何故かわからなかったでも私は君が死ぬことを止めたかった死なれたらダメな気がした。
「俺と君が?」
「そう死ぬ前に面白い事しようじゃないか」
「ふはは」
君は声をあげて笑ってた。
涙を拭きながら君面白いこと言うねってそう言われた。
「いいよ先延ばしにしよ」
「君同じクラスの赤瀬美夜|赤瀬美夜《あかせみや》だっけ?」
「そうだよ正解」
「俺の名前わかる?」
「わかる海谷詠琉くんだよね」
「せいかい!」
はにかんだ笑顔とても可愛らしい笑顔。
守りたくなる。
#創作 #小説風
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