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Liley@小説書き
暗いです。
言葉引用元はコメ欄にて。
【溺星】
足まで、沈む。
夜闇につつまれ、人気のない海にいると、この世界には私独りぼっちなのだとさえ、思えてしまう。
胸元まで、沈む。
呼吸がしにくくなってくる。着古した服は、私を責めるかのようにぴたりと体に張り付き、私をいざなうかのように、重みを増していく。
首まで沈む。
波の音と、私の呼吸音以外聞こえないこの場所で、どこまでも広がる、美しい星空と、どこまでも広がる、真っ黒な海だけが、私の視界に反射する。
頭まで沈む。
なぜ私はここに来たのか、フラッシュバックし、これが走馬灯かと、感じる。
こうして海に身を任せると、どうやって呼吸をしていたのか、どうやって生きてきたのか、分からなくなる。
沈む、沈む、沈む。
でもそんなこと、きっと、どうでもいい、私はもう、苦しまなくていい。
薄れゆく意識の中、私の口から出た最後のあぶくは、海面越しに見える星々の光と重なって、キラキラと輝いていた。
溺星ーおぼれぼしー
何もかもを諦めた際に出た最後の息のこと。
Liley@小説書き
小道に花が咲いた
それは人々に踏みつけられた
毎日水をやっていた子供がいると知られずに
作品が生まれた
それは価値を理解されず、壊された
人生を賭けて作られたものだと知られずに
命が生まれた
それは虐げられて消えていった
愛する人が居た事も知らずに
星があった
それは住人の身勝手な行動で破滅していった
長く、大切な記憶があったと知っていたのにも関わらず
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森下@週7投稿
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Liley@小説書き
《星夜一縷》
遠く離れた地にいる、大切な人に会いたい。
私は、ずっと、ずっと、そう願い続けていた。
小高い丘の、寂れた家の窓から、星空を見上げる。
誰もいなくなってしまった家で、震える身体を縮めて。
吐く息が白い。
寒風が吹き込む音以外、何も聞こえないこの空間を見回す。
どうしてこうなってしまったのか
…いやそんなことは、もうどうでもいい。
私は、きっと。…ほぼ、確実に、大切の人には、二度と会えない。
分かっている。…分かっていた。ずっと前から。あの人に、別れを告げるその時から。
『また会おう』なんて、言ったけれど。
また会える確証なんてなくて、…もう会えない可能性の方が高くて。
それから何年経っただろう。あの人ももう、どこで何をしているのかは愚か、生きているのかすら分からないのに。
何も無くなった私に生きる理由なんて、もう無いのに。
…なのにしぶとく、生き長らえてしまっている私は、きっと。
星空を見つめる。煌々と輝くあの星々は、何を想い、何を見るのだろうか。
…馬鹿な考えだ。だけれど。
あの人に会いたい、という願いを、星々に託したら、私は、この願いを諦められるのだろうか。
…星々は、私を、あの人に、会わせてくれるだろうか。
星夜一縷 ーせいやいちるー
願いを僅かに思い続けること
また、消えそうな願いや想いを星に託すこと。
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