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general

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こどもは敬語を知らない
そして使えない

ことばを知らないのだが
根本は相手のことを
考えないからである

相手のことを気づかえば
当然失礼なことばは
使えなくなる

相手に不快な気持を
いだかせたくないという
配慮が必要であるが

こどもにそういう感覚が
自然に生ずるのは難しい

自己中心的なこどもには
敬語はわずらわしいとして
嫌われる傾向がある

しかし いずれ社会的活動に
参加すると敬語が役に立つ

相手との摩擦は熱を帯びやすく
放置すると大変なことになるが

それを防ぐには
ことばの潤滑油"敬語"を
用いるのが賢明である

大抵は一人前になるころには
一応の敬語を身につける

それは常識であり
ある程度の敬語の知識は
最小限の教養であった

そして これは
言葉の問題にとどまらない

自己中心的で自己愛
個人主義的な生き方は
相手と衝突することを
避けようとしない

行動でも自分中心である
絶えず他人とぶつかる
そして それが危険である
ということを意識しない

非常に こども的である
相手のことを考えないのは
幼稚なのである


相手を大切にすれば
相手からも大切にされる

丁寧な言葉を使えば
相手からも丁寧に扱われる

これが人間力であり
決まりきったことであるが
わからない人が少なくない

#外山滋比古
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私は86歳となった

それなりに納得のいく人生を
歩んできたという満足感はある

しかし さすがにここまで
長生きするとは思わなかった

人生50年くらいの気持ちで
生きてきたところが

50歳を過ぎても一向に終点が
見えず途方に暮れている…
というのが定年を過ぎた
多くの人の実感だろう

さてこれからどう生きていけば
よいのかと考えている時に
こんな俳句と出合った


"浜までは 海女も蓑着る 時雨かな"

これから海に潜る海女が
雨を避けるために
蓑を着て浜に向かう

どうせ海に入れば濡れるのに
なぜ蓑を着る必要があるのか

浜までは濡れたくないというのが
海女の気持ちなのである


つまり人間は
少しでも自分を愛おしみ
最後まで努力を重ねて
いかなければならないのである

この句の“浜”を“死”と捉えれば
一層味わいが深まる

どうせ仕事を辞めたんだから…
どうせ老い先短いんだから…
と投げやりになるのが
老年の一番よくないところである

死ぬ時までは とにかく蓑を着る
日が照りつければ日傘を差す

そうして最後の最後まで前向きに
少しでも美しく立派に生きる努力を
重ねていくべきなのである

#外山滋比古
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ノアール

ノアール

文章を練るときもっともよく妙案が浮かぶのは、三上である。枕上 鞍上 厠上

                  欧陽脩

#備忘録
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#外山滋比古
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K

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2024年2冊目 読了

考え方の話

見方を変えれば世界が変わる。
固定観念は世界を狭める。

外山氏の著書はとにかく読みやすい!
難しい言葉も多いけれど、
文章が短いからサクサク読める。

短いからこそ隙間時間にも読書する気になれるので、読書を始めたい人や苦手な人は試してみる価値あるかもです👍️

この本で特に印象深かったのは知識と知恵の違い。

必死に知識を溜め込むんじゃなくて、
知恵を育んで素敵なレディになりたいです🤭



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