【読後感】ピカソを見たことはありますか。私は美術館巡りが好き。けれどまだ、本物のピカソを見たことはない。今夜はこの本を読もうと思い手にとってさぁ、どんなピカソが書かれているんだろう!と楽しみに読み始めた。読み進めるうちになんだか肩に力が入りリラックスしているはずなのに獰猛な本だった。情熱と言う一言では済まされない生き様。毎日が喰うか喰われるかのような鬩ぎ合い。たまたま人に産まれてきてしまった才能の権化のよう。強いとも勇ましいとも違う情念のような。人間という体から溢れ出すかのような生命。強力な地場のような人。ピカソに関する書籍はたくさんある。人物についても画集も山ほど。いつもピカソに触れる際は心してかからなければ体力が持たない可能性があるので気が抜けない。私が初めてピカソを認識したのは反戦を描いたゲルニカ。美術史のモノクロ写真の中でも異彩を放っていて怖いと思った。モノクロでもこんなに圧倒的ならば色紙胃豊かな本物は怖そうだと思って調べてみたら本物がそもそもモノクロだと知り驚いた。衝撃だった。91歳で亡くなったピカソ、没後53年。なのにどこか現代的だと感じる。いつか本物のピカソが見たい。けれどゲルニカを直接見る勇気はまだ無い。#ピカソの言葉 #山口路子 #PICASSO