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ゆゆちゃん

ゆゆちゃん

私の両足肉離れは、人手不足の総務部にとって大きなピンチであると同時に、組織を立て直すチャンスでもあった。
このタイミングで総務部長は、他部署に掛け合い、兼任要員の調整を行うか、派遣社員の導入を上に交渉すべきだった。この状況ならば要望が通りやすかったはずだ。
さらに理想を言えば、最初の片足肉離れをした時点で即一次調整を行い、怪我の悪化が見えたタイミングで再度調整に動くべきだった。
二回調整を試みることで一度目は断られたとしても二度目は協力を得られたかもしれない。
もし、それらすべてが叶わなかったとしても、最後の手段として部長自身が電話対応や受付、清掃や補充といった雑務メンバーに加わるべきだった。
それこそが管理職としての責任であり務めだ。

でも部長はほぼ何もしなかった。
私はもうこの部長の下で働きたくない。
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