旧帝国大学七校の柔道部が年に一度だけ行われる七帝戦に向け学生生活のすべてを柔道の練習に費す様を描いた作品。旧高専柔道という寝技に特化した柔道、練習量がすべてと言う言葉を信じ、ひたすら七帝戦に勝つためだけに青春のすべてをかけて打ち込む姿に現実から乖離した感動とペーソスを感じてしまう。でもこの文化は今も受け継がれている。『七帝柔道記』 増田俊也