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象山ノート
#財政健全化 #プライマリーバランス
象山ノート
2025年6月20日 11:16
【第3章】🏚 インフラ崩壊国家:生きる舞台の消失
国家が支出をやめるということは、生きるための“舞台装置”を一つひとつ外していくということだ。
道路、水道、電気、通信──それらは、まるで「空気のようにあるもの」と思われていた。
だが、空気にも維持費はかかるのだ。
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■ 道路ゼロ:通学も救急も物流も、詰む
舗装も補修も行われなくなった道路は、あっという間に穴だらけの廃道に。
• 救急車が走れない
• 子どもが通学中に転倒して骨折
• トラックは横転、物流は崩壊
道路の維持管理費用が「無駄な支出」として削減された結果、
経済の血流は止まり、都市は孤立する。
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■ 上下水道ゼロ:水が出ない、流れない
水道管の更新もポンプの維持費もゼロ。
都市部でも「蛇口をひねれば茶色い液体」、地方では完全断水。
• 下水処理不能で悪臭と疫病が拡大
• トイレが使えず、街中がスラム化
• 衛生観念が崩壊し、医療崩壊と相乗効果でパンデミック状態に
「水インフラは民営化すればOK」?
民間は儲からないところからは撤退する。それが資本主義だ。
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■ 電力ゼロ:停電社会、日本沈黙
送電網の保守費用も国からの補助もなくなれば、
地方の配電は採算割れで停止。
• 真夏に冷房が使えない → 熱中症多発
• 医療機器も停止 → ICU患者死亡
• 信号が消え、夜は暗黒 → 犯罪が多発
電気が止まった社会は、文明が止まった社会である。
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■ 通信ゼロ:情報遮断、デマ社会
• 基地局の補助金カット
• 光ファイバー網の整備打ち切り
• 山間部や離島は完全に“圏外国家”へ
SNSもニュースもアクセス不能。
残るのは「誰かが言ってたらしい」という不確かな伝聞だけ。
「国家が沈黙した日、嘘だけが喋り続けていた。」
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■ 民営化=“放棄”の別名
財政支出ゼロ国家では、インフラの「民営化」が神のように称えられる。
だが、それは儲かるところだけが残され、儲からない地域が切り捨てられるということだ。
• 「この街には水も電気もない」
• 「過疎地に人が住むのは非効率」
• 「自己責任で引っ越せば?」
国家とは「採算の合わない人間を見捨てない存在」ではなかったのか?
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■ それでも、財政は黒字──よかったね。
国が支出しない社会は、
“放置国家”ではなく、“不在国家”へと変貌する。
国家が「存在している」と胸を張る根拠は、
人々の暮らしを支える“支出”にしか存在しない。
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首とかやっててもおかしくないぞあれ

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