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紅はるか
紫煙を燻らせ乍らのモーニングセツトを頂く。
溢れんばかりの牛酪の旨みが厚くパンに染み込んでいる。赤子の腕を啄んだかのような弾力が心地よい。
昼には友と行列のできる鰻を求め、しらかわなる店へ。いつものやうに酒など飲もうと牛蒡の唐揚げと酒を。休日の昼から酔うなどという罪悪感、良心なるものがまだ心にあるのかと葛藤を覺えつつ梅酒を注文す。しばし梅酒と話を愉しんでいると牛蒡が届いた。有り体に言へば絶品である。恐らくは煮しめた牛蒡を片栗粉と細かいアラレをまぶし揚げたのだろうか。サクサクと噛めば程よい繊維の食感と出汁の味と香りが広がるではないか。
牛蒡の海に浸り、酒をもう一杯注文しようかというおり、品の良い女給が待望のひつまぶしを運び来た。名古屋へ来たのは此れを食すためであつたかと紛うかのような完璧な見た目と香りだ。更に腹が減り、膨れた腹もひつこむのではと想い、我が腹を見つめ之はあり得ぬと悟る。
1杯目はそのまま頂く。鰻とは焼いたあとに蒸されて出てくることが標準的かと思うていたが、この鰻は一味違う。皮はかりかりと香ばしさがあり、身はふんわりとしながらももちもちとした弾力がなんとも心地よい。恐らくは伝統のたれなのだろう。塩み甘みと調和が絶妙である。
2杯目は薬味ともに。葉葱と山葵、山椒をぱら、ぱらとまぶす。先程までの濃厚な鰻がまた別な顔を見せてくるではないか。
このままでも飽きることなど無いのだが、3杯目は店主のお薦めに従いて出汁茶漬けに。心までも洗い流す勢いであつという間に完食せり。
やはり、日々の幸せと言うものは自ら求め、求めるために働く。そして酒こそが明日への活力の源であると確信するのである。
北大路紅はるか






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