その通りだと思います。 なので実は合気道で言うところの「腰から動く」についても足捌きがあるものであれば必ずしも足から動いているんですよね。 言葉通り捉えて腰から動かす為には腰を先行させることになり、そうすると上半身の姿勢は崩れてしまいますし、全身の繋がりも切れてしまい良くない動きになります。 太極拳を始めてから股関節を上半身として捉えるようになり、股関節の脱力によって足からの力(地面からの反力)を上半身にしっかりと伝えられるようになった実感があります。 先生の動きを注意深く見ると股関節に力みがなく、しなやかに可動しているのがわかりました。 なので腰から動くはかなり抽象的かもしれないですね。

@午前三時 ： 太極拳の歩法は床を蹴らない歩き方を身につけるもので、気配を抑えるための歩法だと思っています。 柳生新陰流だと踵を踏んでつま先を上げることにより重心が前へ移動することを利用して進みます。 空手の一部の流派では「膝落」と言って膝の抜きにより重心を移動させますが、これも同じ理屈ですね。

@午前三時 ： 私が学んでいる道場では「無足」と言って、床を蹴らずに超遠方に倒れ込むようにして重心を移動させる動きが基本になっています。重心が前に進む時には足も同時に動くというのが基本です。 どちらかの足に重心が乗るのではなく重心と共に足も動きます。 股関節は左右どちらかだけが動くのではなく左右均等に開いて閉じる。 歩くのではなく股関節を開いて閉じることの連続と考えます。 合気道はどちらかというと柳生新陰流の歩法に近いのかな？と思っていましたがどうでしょう？ 腰からという感覚に近いかと思いました。

@げんぞう ： 踵を踏んで爪先をあげる、と言う意識を持ったことも教わってもいなかったのですが、試してみると確かに重心が移動する感覚が似ていました。 これを意識して練習したら足捌きがもっとよくなりそうな気がします。 ありがとうございます！

@午前三時 ： 踵を踏んで爪先をあげる、と言いますが、つま先上げてから倒れ込むような重心移動だと個人的には遅い気がするので、つま先側を緩めるのと重心が移動する出だしを丁寧に合わせる方が良いように思います。 溜めをを作らずに静かに緩めると同時にスッと移動できると動きの気配はかなり消えてくるかと思います。