投稿
塩分
――「主張」ではなく「態度」が選別される時代
近年の選挙や政治的議論を観察すると、Z世代の反応は「支持」や「反対」以前の段階で止まっているように見える。彼らは特定の政策や思想を吟味する前に、その言説の態度を見て判断し、対話そのものを拒否する場合が少なくない。
その象徴が、いわゆる「強い言葉による他者否定」である。年長者が感情的な表現や断定的な語調で誰かを糾弾する場面において、Z世代は反論することすらせず、内心で「距離を取る」選択をする傾向がある。表面的には同調しているように見えても、実際には政治的メッセージそのものを受信拒否している状態だ。
これは無関心や未熟さの表れではない。むしろ、インターネット空間で日常的に炎上や論争、ダブルスタンダードの露呈を目にしてきた世代ならではの、過剰な摩耗を避ける合理的判断と見るべきだろう。
今回の選挙において、野党が展開した力強い高市批判は、その内容以前に語り方の段階でZ世代の選別から外れた可能性が高い。強い正義感を前面に押し出し、善悪二元論で相手を断罪する構図は、Z世代にとって最も警戒すべき「上からの正しさ」に映る。結果として、政策的是非が検討される前に「関わる価値がないもの」として処理されたと推測できる。
この点で、安倍政権期との違いは決定的である。かつては政治家の強い言葉が一定の動員力を持ち得たが、現在のZ世代は権威や立場に自動的な正当性を与えない。誰が言ったかよりも、どういう姿勢で語っているかを重視する傾向が明確だ。仮に同様の話法が現在用いられた場合、当時とは異なる反応が生じていた可能性は否定できない。
また、皮肉や歴史的文脈に依存した発言が若年層に強い反発を招かなかったケースもあるが、それは理解されなかったからに過ぎない。理解できない言説は批判の対象にすらならず、逆に分かりやすく感情的な否定こそが拒絶を引き起こす。
かつて若者の政治参加の受け皿であったリベラル勢力が支持を広げられなかった理由も、ここにある。主張が中庸化し、目的語を欠いたスローガンを繰り返す中で、若者は「自分たちを軽視している」「思考停止した存在として扱われている」と感じ取った。Z世代は情報量が多い環境で育っており、矛盾やダブルスタンダードに対する感度は高い。ブーメラン的言動や都合の良い例外処理は、真っ先に信頼を失う行為となる。
重要なのは、Z世代が特定の思想を嫌っているのではなく、誠実さを欠いた語りを嫌っている点である。一貫性のない主張、感情的優位に立とうとする姿勢、相手を啓蒙対象として扱う構図――これらが見えた瞬間、政治的言説は選択肢から静かに消える。
現代の選挙において起きているのは、若者の政治離れではない。政治の側が、彼らから「対話に値しない」と判断されている現象である。この事実を直視しない限り、どれほど声を張り上げても、若い世代の心に届くことはないだろう。
関連する投稿をみつける

そら

めめ

あき
結婚して子供がまだ育ち盛りだったら、当然自分が自由になるお金は制約されます。
その中でギターを買ったお話で、少年のようなわくわくしているであろう気持ちが伝わりました。
私は物心ついた頃から父がお金を持っていないことを知っていたので、「物を欲しい」という感情は生じませんでした。
それでも私には思い出の「物」があります。唯一ですが。
小学生後半、私は父には内緒で中学受験の準備をすすめていました。合格しても通えないのはわかっていたので、中学受験は親の違いで負けたくないという私のプライドの戦いでした。
受験費用は貯めていたお年玉で払い、父には一切言いません。
しかし、受験時の持ち物として腕時計の記載がありました。受験費用と当日の電車賃がいっぱいいっぱいで腕時計を買うお金はありませんでした。
腕時計無しでやるか…
しかし、試験の最中には時間を知られた方がいい…
やむを得ず試験日前に父に
「中学受験行くので腕時計がほしい、一番安いのでいいから」
父は珍しく「じゃ行こう」
中学受験?
どこの学校?
とかはもちろん
受験費用は?
と聞かれることはありませんでした。
行った時計屋さんで、父は
「息子が中学受験するので腕時計を買ってやろうかと」
店主が持ってきたのは、シンプルで大人がしているような腕時計でした。
「こちらならその後も使えるデザインです。しかも誤差がほとんど生じない腕時計です」
値札は15000円…私はびっくりして
「時間がわかればいいからこんなのでいいよ」
ショーウィンドーにあった、アニメのキャラクターデザインのデジタル時計、それでも2980円して、を指差しました。
父は店内の腕時計をくまなく見て
「いいよ、じゃ、それいこう」
私はえ?15000円もいいの?
また夕食がインスタントのあさげの味噌汁だけになるって思ったのと
最初に目にした時“かっこいい”と思ったのが
入り混じった感情が心の中で騒ぎましたが…うれしかったです。
帰り道、その腕時計をずっと見ていました。
以後、その腕時計は私の宝物になりました。
ちなみに受験の時は…教室に時計が必ずあります、腕時計がなくても全然大丈夫でした。
その後、家を飛び出しても宝物の腕時計とは一緒でした。
社会人になっても使っていました。
「その腕時計似合っている」
とよく言われたものです。
その大事な宝物は20代後半のお酒を飲むようになってから失くしてしまいました…
腕時計を失くした自分が悔しくて悔しくて大泣きしました…
しばらく探しまくりましたが、見つかることはありませんでした。
そして、以後「物」にはまったく興味がありません。

o
回答数 28>>

リニア
もっとみる 
話題の投稿をみつける

こたろ
めっちゃ無視したみたいになって申し訳ない泣き顔

あいの

ぺけぴ
誰だっけ
夢?

もこち

防波堤
#アルピーdcg

天翔け

山本や

ハピネ

ツチノ
#ひら砲らじお
#日向坂46 #平尾帆夏

とうれ
ブレーキがぶっ壊れてる車の内装に拘るようなもんです
もっとみる 
関連検索ワード

