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rin
朝、昼、夜、就寝前にそれぞれ飲まなきないけないのに、ちゃんと飲めたの夜だけ。
あとは忘れてた…
私の認知機能、本当にやばい。
仕事で全てのエネルギー使いすぎて、帰宅後と休日は本当に廃人状態…
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**「遅すぎることはない。ただ、早く始めるほど回復の道のりは穏やかになる。」**
をテーマにした、短めの物語です。
展開の深刻度:★★★☆☆(かなりしんどいけど、最後に光が差す程度)
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### 『39歳の再始動』
39歳の冬、俺は実家の押し入れの前で立ち尽くしていた。
そこには、20年以上前に自分が捨てきれなかったもの——古いスケッチブック、使い古したアクリル絵の具、埃まみれのキャンバスが無造作に積まれていた。
大学2年の秋、親父が倒れた。
「絵なんかで食っていけるわけないだろ」と吐き捨てられた一言で、俺は筆を置いた。
それから17年。
営業マンとして数字を追い、残業を重ね、上司の顔色を伺い、結婚もせず、ただ生き延びるだけの人生を続けてきた。
気づけば体は悲鳴を上げ、胃は潰瘍になり、鏡の中の自分は完全に「他人」になっていた。
「もう遅いよな……」
そう呟いたのは、去年の冬も同じ押し入れの前だった。
でも今年は違った。
去年の自分より、たった1年分だけ、死にたさが薄くなっていた。
たったそれだけの差だったけど、それが俺を動かした。
スケッチブックを1冊、引き抜く。
ページをめくると、19歳の自分が描いた下手くそな街並みが出てきた。
笑えてきた。
こんなに下手だったのかよ、と。
冷蔵庫のビールはもう空で、代わりに水をコップに注いでテーブルに置いた。
古い絵の具のチューブはほとんど固まっていたけど、1本だけ、チタニウムホワイトだけはまだ柔らかさを残していた。
「奇跡かよ」と呟きながら、キャンバスに筆を走らせた。
最初の一筆は震えていた。
二筆目で涙が落ちた。
三筆目で、嗚咽が漏れた。
何を描いているのか、自分でもわからなかった。ただ、筆が動くたびに、何かが体の中から溶け出していく気がした。
それは17年間、押し殺してきた「描きたい」という衝動だったのかもしれない。
あるいは、ただの自己憐憫だったのかもしれない。
それから3ヶ月。
俺は毎晩、仕事から帰ると1時間だけキャンバスに向かうようになった。
上手くはならない。
むしろ下手くそさが加速している気さえする。
でも、筆を握る手は震えなくなった。
ある夜、描きかけの絵を眺めながら、ふと思った。
「これ、俺が19歳のときに描きたかった絵に、一番近いかもしれない」
完成していない。
下手くそだ。
売れる見込みなんてゼロに等しい。
でも、19歳の俺は、きっと泣きながら喜ぶだろう。
「やっと……やっと描き始めたんだな」って。
遅すぎることはない。
ただ、早く始めるほど、回復の道のりは穏やかになる。
俺はまだ、道の入り口に立っているだけだ。
でも少なくとも、今夜はもう「遅すぎる」という言葉で自分を殴るのをやめられた。
明日の夜も、きっと筆を握るだろう。
震えはもう、ほとんどない。
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