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ハーロック

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第六話 (全六話)

廊下に出ると、黒い服の男が壁にもたれて立っていた

「お、やっと一歩目やな、自分」

「……やっと、ですよ」

彼女は笑った
泣き笑いみたいな顔になっているのが、自分でも分かった

「ワシな、自分が夢に向かって本気でへこたれて、本気で悔しがって、本気で笑うとこ、けっこう好き――」

「はいストップ
今、なんか変なことまで言いかけましたよね?」

「気のせいや」

男は小さく肩をすくめた。

「ほな、次の宿題や」

「え、まだあるんですか」

「当たり前や
夢ってな、“合格しました、はい終わり”ちゃうからな」

男は彼女の胸の真ん中を、指さした

「これからも、自分の“悔しい”も“うれしい”も、ぜんぶここに溜めていけ
それが、将来、自分の患者さんに流れていく薬になる」

「……薬、か」

「自分が今味わっとるこのしんどさな、全部ムダにはならん
ナイチンゲール、あの子もな
最初はむちゃくちゃしんどかったんやで
歴史に載る人ってな、“あきらめんかった普通のしんどいが多い人”や」

彼女はふっと笑った

「私、“普通のしんどい"なら、もう山ほどありますけど」

「ええやん
将来“しんどいプロ”になれるわ」

「そんなプロ、嫌です!」

二人の声が、がらんとした廊下に響いた

その夜、寮の部屋で教科書を開く
以前よりも、少しだけ、ページをめくる手が軽い

机の端には、子どもたちからもらった小さな絵が貼ってある

カラフルなクレヨンで描かれた、棒人間みたいな「お姉ちゃん」

「よし、今日も“誰かのしんどい”を一個、軽くできる看護師になる練習、しよ」

小さくそう呟いて、ペンを握り直した

夢はまだ、ずっと先にあるかもしれない
でも、そこへ続く道の上に、自分はちゃんと立っている

ナイチンゲールに憧れた十九歳の彼女は、
悩みながら、泣きながら、笑いながら、
確かに前を向いて歩き始めていた


#希望 #自作小説
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まる

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長いけど聞いて欲しい。

今日、記念日デートに夜ご飯行こうってなったの。
歩いて1kmくらいのとこにあるんだけど、「引越ししてから散歩して周りの飲み屋見て回りたいよね」って話を前々からしてて行ったのね。

お会計の時に¥6,550ですって言われたから¥11,550出したの。そしたら¥4000になるけどいいですか?って。
「え??¥4000?なんで?」って彼氏くんに言うと、そりゃそうだよみたいな顔して、「とりあえず¥4000貰っとったらいいんよ」とか言ってきて。
頭の中はてなマークのままとりあえず店出たんだけどさ、何回考えてもお釣り¥5000ならんとおかしくて。
彼氏くんに、「やっぱりおかしい、¥11,550出したのに¥4000は絶対違う」って言ってお店に戻ったの。
「すいません、¥550出してたんですけどそれでも¥5000ならないですか?¥11,550出したんですけど」って言ったら、店長さんが少し考えてそのあと慌てて「すいません!そうですよね、ボケてました🙏💦」
って謝ってくれて差額の¥1000返してもらったの。

いま私が鬱で、思考力低下して考える力ほぼ無くなってたからあたしがおかしいんかなって思ってたけど、合っててた良かった。まじびびった。

#笑って生きよう #ひとりごとのようなもの
#うつ病 #夜ご飯 #記念日
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