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ℕ𝕒𝕥𝕤𝕦☘

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#楽しく分かる万葉集 3 / 舒明天皇
「楽しく分かる万葉集」を読んで、歌の内容と感想を記しています。

【口語訳】
大和(奈良)にはたくさんの山があるが、特にすばらしい天の香具山に登って国を見渡すと、広々とした国原にはあちこちでかまどの煙が立ち、池や湖には鴎が飛んでいる。
本当に美しい国だ、日本(蜻蛉島)の大和の国は。


舒明天皇(じょめいてんのう)は、始めに取り上げた中大兄皇子(天智天皇)と大海人皇子(てんむ天皇)の父親です。


「蜻蛉島(あきづしま)」は日本の枕詞で、「大和」を導く表現です。
それだけ、当時はトンボがたくさんいたらしいです。

舒明天皇が現在の奈良県明日香村あたりに住んでいた時代、香具山から国見(くにみ:国土を見渡し善政を祈る儀式)をした体験が元となっています。

国見の歌は呪術的な意味や国土への祝福、豊穣や安寧を願う意志も込められています。


舒明天皇は蘇我氏の支援を受けて即位したため、政治の実権は蘇我蝦夷にありましたが、彼は天皇中心の国造りを目指しました。

彼の治世では、日本で最初の遣唐使を派遣し、唐との交流を始めたことが重要な功績です

この歌は、「国を思う心」や「自然を褒めた」を表しています。

息子の中兄大皇子と同じ「香具山」を用いた歌ですが、
こちらの歌は、統治者らしい感じがします。

逆に言うと、中兄大皇子の歌は、人間らしいといえば人間らしいです。

#万葉集
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コメント

ふじ

ふじ

1 GRAVITY

「あきづしま」はトンボの意味なんですね! と思ったら「蜻蛉」に変換されました…[ほっとする] 最近見かけなくなりましたよね…

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ℕ𝕒𝕥𝕤𝕦☘
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その昔、神武天皇が国土を一望したときに、トンボが交尾している姿のようだと言ったという神話から、日本を「あきづ島」と呼ぶようになったと言われています[にこやか]
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