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桔梗色のきたじー
『自苦之記』/Cp. 波「スリガオ」
車で、母の生家へ戻る長旅は、半々日以上かかるだろうか。
スリガオの、とある河に来た。この明るさの青を自然界で、尚且つ肉眼で見るのは、人生で何回あっただろうか。
河底は、白かった。
だから、この河に入って泳ぐまでは、違和感に気が付かなかったのである(念のため言っておくが、安全管理はしっかりしてあった)。
平泳ぎの最中、視界の端で一瞬だけ何かが光る。鈍い光だったが、私の目は何故かこの時に限って、この鈍光を認識できた。何だろうと思って見てみようとしたところ、光があったと思われる箇所は、有難いことに、浅瀬だった。
しかし、油断は禁物である。
仮にも、これは河川である。河川ということは、流れている。潮と同じである。だから、動き続けなければ、その場に留まり続けることができない。泳げて良かった!
さて、浅瀬を手で撫でるように探ると、何かが私の人差し指の先端をチクリと刺す。取ってみると、三日月のような形状の、白い破片があった。
……どこかで見た形。
私は、これを水着――として扱っている短パン――のポケットに仕舞う。
まさか本当にこの形の物体を見つけるとは思わない。何なら、夢を見た次の日だともつゆも思っていなかった。鎖はないが、彼にはこれが分かるはずだ。
ドアはどこだ。
次の章節を「仁」とする。

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ジョ
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きゅー4
でもそう育ってしまったから、自分も子供をそう育ててしまうんだろうな
だからと言ってこの先一人で生きていく自信もない世間体が許してくれない、そこまで強くなれない
せめて自分の子は少しでも幸せにしたい

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現実にならないかな…

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