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もこ

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アクア−Devil
コードを引っ張ると内部の破損
薄暗い部屋の真ん中に、
古い蓄音機みたいな形をした機械が置いてある。
黒い塗装はところどころ剥げて、
露出した真鍮の部品が鈍く光っている。
その機械の側面に、
一本だけ、妙に鮮やかな赤いコードが垂れ下がっていた。
「これ……引いたらどうなるの?」
彼女はそう呟いて、
でも結局、指を伸ばさなかった。
何度も何度も、その前で立ち止まっては、
指先を震わせては、引っ込めてを繰り返した。
ある夜、
私が代わりにその赤いコードを握った。
「一緒に聞こうって言ったじゃん」
彼女は目を大きく見開いて、
でも首を振ることも、止めることもできなかった。
ゆっくり。
ほんの一センチだけ引いた。
カチ……ッ
どこか遠くで、
巨大なガラス板が一枚、
静かにひび割れる音がした。
次に二センチ。
今度はもっと近くで。
右耳の奥の方で、
誰かが古い陶器の皿を落としたような、
乾いた割れる音。
三センチ。
……パキン
今度は目に見えた。
部屋の壁の向こう側、
見えないはずの空間に、
細い雷のような亀裂が走った。
彼女が震える声で言った。
「ねえ、もういいよ……ね?」
でも私の指は止まらなかった。
四センチ。
五センチ。
六センチ。
音が重なり合う。
ガラスが割れる音、
金属が捻れる音、
骨が軋む音、
誰かの最後の息が漏れる音、
記憶が千切れる音、
愛が腐る音、
未来が潰れる音。
全部が混ざって、
でも奇妙に調和して、
ひとつの長い、
低い、
終わりのない和音になっていく。
最後に、
私は思い切り引き抜いた。
赤いコードは、
根元から千切れるみたいにスッと抜けて、
私の手に残ったのは、
ぬるい血のような感触だけだった。
機械は静かになった。
部屋も、
世界も、
静かになった。
ただ、
私たちの耳の奥だけはまだ、
ずっと鳴り続けている。
「……聞こえる?」
彼女が、
乾いた唇を動かして囁いた。
私は頷いた。
うん、
聞こえるよ。
世界が壊れる音、
今もずっと、
二人だけのスピーカーから、
鳴り止まない。

HAL
#ランニング #GRAVITYランニング部


ケン


うばたまちゃん


天使ミミ


かがみ🐟
求▶︎薔薇の微章・宵星の声(各7日間)
出▶︎星粒💫
星粒額ご提示の上、コメントやDMお願いいたします( . .)"



ぬん

𝓡𝑬𝑰👻🩵ྀི
旅人の新衣装三つ編みついててくっそ可愛い
#ひとりごとのようなもの #原神







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