共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

光子  (コウシ)

光子 (コウシ)

『村田エフェンディ滞土録』


-「育ちが違う」というのは、つまり 、一つの言動を巡る解釈が違い、それに対する反応が違うということである。であるから、誰かの一言その正確な狙いを知ろうと思えば、本来はその誰かの育ちまでを勘定に入れておかねばならぬということになる。しかし、それは決して完璧にはなされ得ぬ業である-

-「私が今まで気づかずに、貴方方を傷つけるようなことをしていたら、どうか許して欲しい」と請うた-


親炙


鸚鵡
綿貫
火の竜


イスタンブールの地での
長閑で和気藹々
そこは伝わりつつ
考古関連の説明とかで
中盤まで退屈していたけれど
綿貫登場の頃、面白くなって
ディクソン夫人からの手紙、、、
この本で泣くとは
そして、この展開になるとは
歴史に飲まれた展開に

鸚鵡、鸚鵡、鸚鵡さん!
ああなんて可愛いい健気な(登場人物たちの視点とは別)
-しゃべらないのよ・・・・・・何も-
-鸚鵡は、何としてでも守らねばならぬ-!!!
ムラタ、頼んだ!
-ゴローは老犬と雖も綿貫などより余程察しも良く、面倒見もいい奴なので、きっと鸚鵡の新天地への適応にも
尽力してくれるだろう-

辛かったんだね
よーく頑張った、鸚鵡さん!

-突然夢から覚めたように、
―友よ。

国を異にする友人達、懐かしい皆からの呼びかけのようだった

そう思ったら目頭が熱くなり、私は籠を抱いてその場にうずくまった-

ディクソン夫人送って正解だったよ!

ラストにつづく和気藹々が伏線だったとは

終盤で
"読んで良かった本“になった
#読書 #小説 #梨木香歩
GRAVITY
GRAVITY5
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

『村田エフェンディ滞土録』