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アクア−Devil

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世界をめぐる冒険の物語

あるところに、青くてひろい空と 緑の大地に囲まれた小さな星 ――この星には、世界じゅうからやってきた「ことば」と「想い」が住んでいました。
その星の名は「ルミナリス」。

第一章:風が運ぶ知らせ

ルミナリスの空を、一羽の白いハトが飛んでいました。ハトの羽には「ニュースの羽」と呼ばれる光る羽がありました。
ある朝、そのハトが森の中の〈ことばの泉〉のそばに降り立ち、羽を震わせました。
泉の水面からは、こんな声がひびきました。

> 「遠い国アイルランドで、新しいリーダーが選ばれました。彼女はこれまでのしきたりにとらわれず、平和を願う人です。」
「また、メキシコのとある場所で、真実を伝えようとした一人の記者が そのしごとゆえに 命をおとしました。」



ハトはその知らせを、世界の大きな地図が描かれた〈風のカンバス〉にくちばしでそっと刻みました。
「みんな 聞いてほしい。遠くで はじまっていることがあるのだよ」
と、ハトは静かに言いました。

第二章:さざなみが広がる

ニュースの羽を羽ばたかせたハトの羽音は、湖のような静かなルミナリスの大気に さざなみを起こしました。
そのさざなみは、やがて森を越え、谷を渡り、街へ、村へ、家庭へと届きました。

ある夜、子どもたちは窓から夜空を見上げ、「あの星のひかりは、どこからきたの?」と問いかけました。
それに答えるように、風がひとこと:
「それは遠くで起きていること。けれど、ここにも つながっている。ひとりひとりの想いが、世界をつくってゆくのだよ。」

第三章:光と影

しかし、ルミナリスでも「ただ平和」だけが広がるわけではありませんでした。
泉の底から、もうひとつの声が響きました。

> 「世界では、ことばを伝えるために命をかける人がいる。勇気をもって光をあげようとしたその人が、暗い影に消えてしまった。」



その影は、大きな雲のように空を覆い、子どもたちの夢をゆらしました。
でも――ハトは羽ばたきながら言いました。
「光を運ぶのは、羽だけじゃない。ひとりひとりの“わたしが知る”という小さな意思も、光になるのだよ」

第四章:いま、わたしたちの声を

森の奥に、小さな村がありました。村の子どもたちは、世界の出来事を知った後、ひそひそと話し合いました。
「わたしたちにもできることがあるかな?」
「小さな声だけど、だれかに“届く”かもしれないよね」

そこで子どもたちは、空に向かって手をひろげました。
「わたしたちは見ているよ。聞いているよ。君の声も、君の想いも、ひびいているよ」――と。
そしてその言葉は、風に乗って、遠い国々へと旅立っていきました。

第五章:星のいのち

ハトはふたたび羽をひろげ、ルミナリスから夜の星空へと飛び立ちました。
「さあ、これからも 光を見失わずに。影を恐れずに。
世界のどこかで、ひとりが立ち上がるそのとき、その想いは この星のいのちになる。」

そして、空の彼方でハトは囁きました。
「世界は、いつだって動いている。遠くの出来事も、わたしたちの“いま”を形作っている。
だからこそ、今を大切に、声をあげよう。想いをつなごう。明日へ。」


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