投稿

あこ
安部公房著 新潮文庫
#読了
寂れた砂丘に新種の昆虫を探しに来た男が罠に嵌められ、砂の中の女が1人でいる一軒家に囚われる。
村の人に騙されて、とにかく砂掻きをしていかないと家が潰れてしまうのだ。
「これじゃまるで砂掻きをする為に生きているようなものじゃないか!」男は叫ぶ。
読んでいる間中、私の心も砂の中に埋もれ、ザラザラした砂の感触に侵されていく。
そのザラつきが読んでいる間中、終始付き纏う。
女の存在(砂と共に生きることを当然とした感性)は徐々に男の思想や観念を崩壊させていく。
男の自我は、砂という圧倒的存在の前にはなすすべもない。
ただ砂を掻く。
その行為自体が男にとっての思想の敗北であり、自我の崩壊である。
しかし、男の考えていた自由も、今までの生活も、果たしてこの砂の中と何か違っていたのだろうか?
男の心に変化がはじまる。
この小説の題名が男ではなく『砂の女』であることがまた良い。
間違いなく傑作である。
砂のザラつきは読了した今も私の身体に張り付いている。

コメント
話題の投稿をみつける

NANIKA(

やっさ
すごい歌があるともっと叩きたくなる
僕もこれから本格区的に叩けるよう頑張る→ニュアンス
おもいだして、パッタイ食べながら泣いてるからタイ人かと思われる店員さんに不信がられてます。
あ、美味しいよー!泣けるほど!

モブ3D@
目をつけてないといけない対象が多すぎる…!!

冷凰(れ

こんふ

ざくろ

まどか

るるる

さかな

りな
もっとみる 
関連検索ワード


€nan€
大好きな作家です。 また読みたくなりました
ゆきあかり
この本大好きです[大笑い]夏に読むと余計リアルですよねー! ドライブで廃村チックな集落通ると村人に捕まったりして〜と思っちゃいます[冷や汗]
シュン
昨日ので思い出して読んでくれたのかなー笑 僕もひさびさに本棚から取り出して読んでみます👍
ツツジ
最近読み終わりましたー 脱走したところと、ラストが特に面白かったです!
しんじ
僕も読みました 安部公房のファンになりました