オタク活動と目の健康管理のジレンマ

第38話を投稿させて頂きます！

#GRAVITY連載小説
#グラな日常物語

~第38話~

サバンナのハイエナやハゲワシのように、このカラス達は、私達がヒグマに殺されるのを待っているのだろうか…？

そう考えるとますます怖くなってきた…。

お兄ちゃんはヒグマの攻撃を素早い動きで避けている。
おそらくは、イッヌが戦っている時に見てヒグマの動きをある程度見きったのだろう。
流石に私達を助けるのは無理だ…。

カラス「カァー！カァー！」

2羽のカラスが私と有栖ちゃんに向かって、飛んで来る。

イッヌも間に合わない！

まりん・有栖「きゃー！！」

私達が悲鳴を上げたその時。

ビュン！ビュン！

そんな感じの音だった。

２本のダーツが飛んできて、私達に飛びかかろうとした2羽のカラスに命中して刺さった。
2羽のカラスは地面に落ちて、その場でピクピクして動かない。

まりん「き、きな娘さん？？」

ダーツが飛んで来た先を見ると、きな娘さんが居た。

きな娘「生き物に向かってダーツを投げるのは良い気はしないけど、この場合は正当防衛だから仕方ないよね。」

とみー「知り合い！？」

以前にお兄ちゃんが依頼をした時に、きな娘さんが家に来てくれて、私は顔を合わせたことがある。

だいち「きな娘さん、何故ここに！？」

きな娘「今はそんなことより、こっちは私に任せて、だいちさんはヒグマの相手に集中して！！」

だいち「分かった！まりん達を頼むよ！」

まりん「お兄ちゃん！後、危ないよ！」

お兄ちゃんの後から、4羽のカラスが飛んで来ていた。

お兄ちゃんが、ヒグマの攻撃を避けながら、両手で4枚の手裏剣を投げると、全てカラスに命中し4羽とも地面に落ちた。

きな娘「流石は、忍者の末裔ね。」

お兄ちゃんも、きな娘さんがどうしてここに居るのかは分からないみたいだけど、きな娘さんが来てくれたことは本当に頼もしかった！

cast-

流星まりん︰まりん

流星だいち︰流星だいち

きな娘：·̩͙꒰ঌきな娘✞໒꒱· ﾟ

イッヌ︰イッヌ🐕

広川有栖︰有栖

広川とみー︰🍺とみー🍺

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
主人公も私をモデルとしている部分はありますが、あくまでも架空の人物であり、私ではありません。

作者：流星だいち