コメントありがとうございます。独学なので専門的な分析は難しいですが、私の理解でもご指摘の課題はあると思っています。字数の関係で２回に分けます。 ① ・（原案は非親告罪ですが）親告罪とする場合、誰を被害者とするのか。巷で言う「嫌な気持ちになる」人達なのか、政府なのか。外国国章損壊罪と比較すれば政府ですが、政府が告訴して国家の威信が傷つけられたと易々認めること自体にも不利益があり、難しい対応を迫られそうです。 ・原案の主観的構成要件として侮辱の目的というのがありますが、これの立証は難しいと思います。外国国章損壊罪にしても侮辱罪にしても親告罪で被害者の主張も捜査に活用できると思われますが。

@興味 ： ② ・器物損壊罪の適用というご指摘もごもっともです。そちらの方が立証容易ですし罰も重いですね。ただ、今回の立法の意図が、例えば自分で購入した国旗を反政府のパフォーマンスで切り刻むような場合も取り締まるというようなことだと思われますので、それは器物損壊罪で対応できないからという立法事実（の一端）は理解できるところです。 　また、外国国章損壊罪の判例のように遮蔽する場合も対象とするならば、やはり器物損壊罪には当たらないと思います。が、そこまで行くならそもそも公の場にあらかじめ設置されていた国旗に限るとか、やはり行為を限定し、立証容易なものだけ罰する方が合理的と考えています。 終わります。

@興味 ： 丁寧にありがとうございます。 主観的構成要件の論点ついては興味さんと見解が異なりますが、私も同じく「公的機関の国旗」に限定するなどフランスのように整理されるかと考えております。 やや批判的な書き方になりますが、参政党の認識においては法体系との整合制がなく議論が混迷している印象です、、(感情としては理解できますが) この手の議論を冷静に出来る方がいるとは思いませんでした(どうしてもイデオロギーが出るので) ご意見勉強になりました。 ありがとうございます。

@赤ちゃん(現役) ： こちらこそありがとうございました、見ていなかった論点にも気づきをいただき、素人ながら語らせていただきました。 このグラビティというところでも法学部卒の方とかが語り出してくれたらと思いますが、おっしゃるように現実はイデオロギーに始まり、結論もイデオロギーに依っている人々が大半であり、おぼつかない世の中に感じております。