共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

テト

テト

Part4

21時半
俺の家から居酒屋までは10分ほど
「心配かけたくないし早めに行こう…」
独り言を言いながら自宅に帰った
ドアを開ける瞬間嫌な緊張が走った

そこには誰も居ない
当たり前だ 一人暮らしなのだから居たらそれは急に現れた親か不審者だけだ
さっさと出掛ける用意を済ませて一応連絡

「ちょっと早めに着くわ」
そう送ってポケットに入れた

実際10分ほど早く着いたが連絡を見てか友達も早めに来てくれた

早速入店
席に案内され2人でビールを頼む
適当に注文
気を使ってかずっと話題を振ってくれる
ゲームの話、アニメの話、教授の笑い話
別学科の誰々が可愛い
かれこれ1時間ぐらい喋っただろうか、
その頃にはいい感じに酔ってバイトの出来事なんか頭から抜けていた
追加の注文をするために店員を呼ぶ友達
「すみませーん」

ふと、カウンターに居る人が目に入った
その瞬間酔いは冷め、冷や汗が出る
体は震え今にも逃げ出したくなった
その状況は友達も察したんだろう
「どうした?」
心配そうに聞いてくる
「あいつだ…あのカウンターの小柄のやつ」
俺は気付かれないように友達に伝えた
「例のバイトのやつか?」
「普通に飯食ってるだけに見えるけど…」
店員が注文を取りに来た
「お待たせしましたー ご注文どうぞー」
友達は
「すみません お会計で」
即座に会計に回してくれた
気が利くやつだ
「お会計 少々お待ちください」
店員がレジに戻るのを見て先に出るよう友達からジェスチャーが来た
「後で払う」
そう言いつつ先に出させてもらった

しかし何故だ
俺は住所を教えたことは無い
たまたま同じ居酒屋だった?
そんな事そうそう有り得ない
ならなぜ…

考え込んでいると店から友達が出てきた
「もう帰ろうぜ」
「今日は俺ん家で泊まって実家に帰った方がいいと思う」
賛成だ
「俺もそう思ってた 悪いけど頼む」
友達の家に泊まりだ
それほどワクワクしない泊まりは友達の修羅場の時以来だろうか
親に帰省するかもしれない事を連絡して明日学校に相談してみよう

信じてもらえないかもしれないが…

#短編小説 #創作活動
GRAVITY
GRAVITY76
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

Part4