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こうた

こうた

小さい頃 婚約をした 女の子が居た。

その女の子は 俺に
オモチャの指輪を差し出しながら

「大きくなったら 結婚しようね」
そう言って 微笑んだ。

しかし 親の転勤で
僕は 遠い街に引っ越す事になった。

僕は 泣きながら

「大きくなったら 結婚しようね
大好きだよ、、、」

キーホルダーを差し出しながら
約束を交わした。

それから 数十年の月日は流れ
僕は 昔住んでいた 地方の

小さな会社に 就職を果たす。

「(僕)さん!お疲れ様です!」

笑顔で挨拶を交わす
事務の女の子に 僕は心惹かれている。

僕は まだ気付いていない。

事務の女の子が バッグに付けている
キーホルダーに。

#短編小説
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おこげ

おこげ

自作プチストーリー04
title【知識のゆき】

サクッザクッザクッ

雪は降ってきた
私の頭の上に
私は上に向き、カパッと口を開けた
雪が口の中に入った

、、、冷たい、、わな

少し立ってるだけで
頭の上に雪が降り積もる

受験勉強が行き詰まったから少し家を出てきた
ほてった頭を冷やしてる

空から降ってくる無数の雪の動きを見てると、記憶が刺激されてくる

早く受験終わらないかなぁ
私、受かるかなぁ

どれだけ勉強しても
試験を受けた、その後にしか答えがわからない問い
落ち着かない日々が続く

私の勉強した知識も、この雪のように頭に積もってくれてるのかな。積もった雪でさ、雪だるま作ったり、雪合戦したり、ええい!憧れのかまくら作っちゃうか!

苛立ち、焦り、熱意の暑さ
整理、集中、深呼吸の冷静さ

頭に積もる雪が私をちょうど良い体温にしてくれる

気持ちが
上がったり下がったり
えーい、上等!それは波だ!波が来てるならサーフィンしてやる!乗りこなしてやるぅ!むしろ、楽しんでやるんだーーー!!!

気付いたら、私は両手を逆ハの字にして思いっきり、雪の空に突き出していた。

時間の経過と共にさらに頭に雪が積もる。

、、、さむっ。
少し出るだけだと思って家着で飛び出して来ちゃってた。

お家でホットミルクでも飲もっと。
さぁ、やりますかね。

このがんばった知識のゆき先が私を支えてくれる。
大丈夫。だって、私、こんなに発想できてるもの!

〈了〉

ーーーーーーーーーーー

いかがでしたか?
もし気に入ってもらえたら、
#プチストーリー で他のお話も見られます。
よかったら、のぞいてみてくださいね。

また、次回作でお会いしましょう!
またね。

#プチストーリー #短編小説
#ジブンシゴトの1つ
#私にふりつもる知識
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のと

のと

「親友って……呼んでもいい!?」
「もちろん!いいよ!」
なんて、半年前には言ってたのに。

私が君と恋仲になろうとしてしまったから?
あまりにも君に尽くしすぎてしまったから?

今の君からの返信は
冷たくて、
寒すぎて、
凍えてしまう。

それならいっそのこと、凍らせて欲しい。
期待なんてさせないで欲しい。
さっさと私を突き放して欲しい。

なんて、私は君に委ねてばっかりだね。


──ねぇ。君にとって私はなんなの?

君にとって私は、
友達でもなく
親友でもなく
恋仲でもなく

かつて親友"だったモノ"なのかな。

私が間違えていたんだろうか。
どこから、間違えてしまったんだろうか──

#小説 #恋愛って難しい
#短編小説
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テト

テト

Part…5

あれから約1週間
俺は広島の実家に帰ってた。

親には正直に話してみたが 声で分かったのだろう
すぐ承諾してくれた。
学校には友達とバ先の店長が話をしてくれてたのだろう
教授もすんなり話を通してくれて 特別休学として扱ってくれるそうだ。
代わりに夏休みの日数を減らされるのは心苦しいがしょうがない…

水曜日の21時
実家に居るとやはり安心する。
何より家族と一緒だ
3人で鍋を囲んで団欒していた。

気を使ってくれたのか学校のこともバイトの事も聞いてこない。
いや、親父だけは聞いてきたから最初は面倒くさかったが釘をさされたらしい。

そんな中テレビで緊急ニュースが放送された。
その瞬間
嫌な予感がしたが無意識に見てしまった。
テレビでは見慣れた大学の正門に大勢の記者と警察が写った。

「あれ、お前の大学じゃ…」
そう親父が呟いた
わかってる…そんなこと…
頭の中では色んな憶測が巡り回ってた
友達の子と 教授のこと サークル仲間

リポーターが一言
「本日 大学校内で白骨化した遺体が発見されました!」
「場所は裏庭との事で…」

そこからは話が入ってこなかった
(白骨化した遺体? 誰か居なくなった噂とか聞いたことがない…)

「被害者は小柄の男性 手にはカラオケ店のカードが握りしめられていたとの事です。」

小柄…カラオケ店…
あの近くには俺のバイト先ぐらいしか無いはず…

俺は自分の部屋に飛び込んだ。
どう考えてもあいつだ
俺は恨まれるようなことはした覚えは無い
まさか俺が殺した?
そんなはず無い

店長に連絡…
いや、スマホをリビングに忘れてきた…
PCで…
ダメだ…寮に置いてきてる…

とにかく俺は布団の中で耳を塞いでいた
部屋から出るとあいつがやってくる
そんな気がした

ノックの音が聞こえ母親が入ってきた
「警察から電話来てるよ」
「…分かった」
そう返事してスマホを受け取った
そりゃそうだ学校と店 どっちも関わってるんだから次情を聞きたいはず。

「もしもし」
電話を取り返答を待つ
「あ、もしもし 少しお聴きしたいことがありましてお電話させてもらいました。」
「…なんでしょうか?」
緊張と疲労 恐怖が入り交じった声で返答する
「実は 大学の校内でご遺体が発見されまして」
「そのご遺体の衣服からこちらの番号が書かれた紙が見つかりましたので…」
「1度署まで来て頂きたいのですが今どちらにいらっしゃいますか?」
遺体から俺の番号??
そんなわけ…
「いま、広島の実家に帰ってまして…」
「でしたら1度戻ってきてもらうことは可能でしょうか?」
「車はこちらでご用意しますので最寄りの警察署を教えてください」

俺はわけも分からず 混乱したまま大学に帰ることになった
親も一緒に行くと言って3人で署に向かう…

#短編小説 #創作活動
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テト

テト

PERT……8

さて、
実家に帰ったあとはめんどくさかった
大学の誰かが家をバラしたのかマスコミが家に来るようになった
親父が淡々と対応し
世間が落ち着くのを待った

ある記事が話題になった

「大学生校内での白骨遺体の真相」
白骨遺体の身元は不明とされてるが実はわかっておりあえて警察が隠したのではないか?
実は大学生が殺害した!?
遺体はカラオケ店のカードを握りしめてた
カードに書かれていた店のスタッフが1人辞めたらしい
しかも遺体が見つかった大学の生徒だと発覚!
文集によると〇〇県△市の実家に帰ってると判明!
今後の真相に迫る!

一緒に大学と家の写真が掲載されていた。
あることない事書いてる
夜俺は黙って家を出た

もう何もかもどうでも良くなってきた

#短編小説
#創作活動
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T_Rebuilt

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短編小説『朝起きたらゾンビばかりでした。でも、なぜか襲ってこないんです。そこで僕は名付けました──ファニエストゾンビ、と。』


──ねぇ!ゾンビ、襲ってこないってよ!──


朝起きたら、ゾンビ社会になってました。

でも襲ってこない。食べてこない。しゃべるし。笑うし。
周りはみんなゾンビ。上司も同僚も、気になるあの子もゾンビ。昼休みもゾンビ?!
ランチに行ったら「え?食べるの!?」と驚かれました。

どうやらこの世界、ゾンビの方が明るくて働き者。
僕は"ナマミ”(人間状態)のままだけど、
「いっそ変わった方が、楽なんじゃないか?」って思いはじめてます。

やっぱり噛まれるとゾンビになるらしいです。今、ちょっと迷ってます。

ファニエストゾンビたちに囲まれて、
僕の"ナマミ人生”、今日もがんばってます!


こんな作品を書きました❗️

全4話、更新📘

カクヨムコンテスト11【短編】にエントリー‼️

応援宜しくお願いいたします😆


🔗作品のリンクはこちらから🔗
https://kakuyomu.jp/works/822139843957536925


#カクヨムコンコンテスト短編
#カクヨムコン11短編
#短編小説
#ゾンビ
#異世界

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朔太郎

朔太郎

「午後の曳航」三島由紀夫 1963年
「潜在光景」松本清張 1961年

三島の作品は「仮面の告白」から一貫して「聖(非日常)」と「俗(日常)」との葛藤を描いてきたように思える

横浜のとある町。登は若くて美しい母との二人暮らし。彼は母の部屋をノゾく秘密の小さな穴から、彼女のキガエやジイコウイ を見たりしている

ある日二人の前に船乗りの逞しい竜二が現れる。登は海の英雄(非日常)として彼に憧れるが、やがて母と結ばれた彼は船乗りをやめて結婚するといい、徐々に詰まらない(日常的)な男になっていき登を失望させる

はじめて清張の「潜在光景」を読んだ時、これは「午後の曳航」じゃないかと思った
三島が清張を意識したのではないか?

実は三島由紀夫が同時代の作家で知名度、セールスの面で最もライバル視していたのは松本清張だと言われている
ある文学全集の編集委員だった三島はもしこの中に清張を入れるのなら俺は降りると言ったそうだ

「午後の曳航」はイギリスで「潜在光景」は野村芳太郎監督で「影の車」として映画化されています。どちらも傑作なのでよろしかったらご覧ください

#読書 #小説 #映画 #短編小説
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朔太郎

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「青白き裸女群像」橘外男

「青白き裸女群像」
中世。地下の大城砦に、家臣である多くの天刑病の男女とともに住み、異様な情熱を燃やして裸女の絵ばかり描きつづけている癩病患者の城主…

「陰獣トリステサ」
みだらな目的のために飼いならされた珍獣の犬と美貌で傲慢な銀行家夫人との奇怪な(獣淫)の物語。妻の醜行を知った銀行家とその恐るべき結末とは

「妖花イレーヌ」
フランケンシュタイン博のように、ひそかに男の生細胞と女の卵細胞を手にいれて、試験管のなかから人工的に一個の人間を製造する科学の秘密をつかんだ、悪魔的な医学行為を巡る物語

解説は澁澤龍彦です

#読書 #小説 #短編小説
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朔太郎

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「底無沼」角田喜久雄 大正15年6月

戦前「髑髏銭」や「妖棋伝」などの伝記小説で
国枝史郎と共に人気をはくし、それと並行し探偵小説も積極的に執筆し、特に「髙木家の惨劇」は横溝正史から「日本に類を見ないシムノン風な作品」と絶賛され、戦後「不連続タヒ人事件」、「刺青タヒ人事件」、「本陣タヒ人事件」ともに探偵小説復興の一翼を担った

この短編集は代表作品「笛吹けば人がタヒぬ」
(日本探偵クラブ賞受賞)、「恐水病患者」「蛇男」が収録されており、表題作は 人の怨念の恐ろしさとその救いのないストーリーで一読忘れられ難い作品となっている

よろしかったら一読ください

#読書 #小説 #短編小説

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朔太郎

朔太郎

瀬下耽「柘榴病」〜「探偵小説選」より

和蘭丸の船員が水を求めて上陸した孤島は奇怪な伝染病によって全島民が死に絶えた死の島だった。医師とおぼしき死体が手にしていた紙片の束から、恐るべき顛末が語られる

「女は恋を食べていきている。男は恋のために死んでいく」

物欲に取り憑かれた医師の心理と、あくまでも彼を愛し従う妻との関係が悲劇的な結末を迎える。この幻想的な話しは人間性の奥深さを垣間見せられ愕然とさせられる

個人的に映画「マタンゴ」を想起しました

#読書 #小説 #短編小説




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よつば🍀

よつば🍀

『パンケーキ』

フワフワしてて優しい甘さのパンケーキ
『パンケーキの上に乗ってみたいな』
ってパンケーキを食べながら呟いたら

『また夢みがちなことを、、、、』
ってあなたは呆れた顔で笑ったけど
パンケーキを初めて食べさせてくれたのは
あなたじゃない。

SNSで見たパンケーキがどうしても
食べてみたかったけど、
そのお店は私たちが住む街からは
遥か遠くにあってガッカリしていた私。

『俺、作ってみようか?』って
いろいろ研究して作ってくれたパンケーキ
SNSで見たパンケーキとは全然違ったものだったけど、あなたが初めて焼いてくれたパンケーキは世界一美味しかったわ。

しかも、大好きなあなたからの、
初めての手料理だったから、
食べるのがもったいなくて、
写真ばかり撮っていたら
『早く食べないと冷めて不味くなるぞ!』って
怒られたわね。

撮った写真はあえてSNSにはあげず
私だけの宝物にしてるの。
だって、誰にも見られたくないんだもの。

『ところでなんでパンケーキの上に乗ってみたいんだ?』
『えっ⁈、それは秘密よ、、、』
『どうせ乗れるくらいでかいパンケーキを食べたいだけだろ。』
『ち、、、違うわよ。そんな食い意地はってないわ‼︎』
もぅ‼︎失礼しちゃうわ。

パンケーキを焼いてくれたあなたからほのかにするパンケーキの香り、、、
その香りを抱きしめたいというか、
あなたをぎゅーってしたいからよ。

本当はあなたにぎゅーってされたいけど、性格的にあなたは絶対してくれないって知ってるもの。

残りのパンケーキを食べながら、どうやったら、あなたとぎゅーができるかを考えていたら

『ついてるぞ』って急にあなたが私のほっぺに触れたからびっくりしたわ。
『な、、、なに⁈』
『パンケーキ、ついてる。』
そういって、ほっぺについてるパンケーキをとりながら、私のほっぺを、、、
ぎゅーってつまんできたの‼︎
えぇぇぇーーー汗

『お前のほっぺがパンケーキみたいだな。』
真っ赤になってなにも言えなくなってしまったわ。
私の理想のぎゅーじゃないけど、
ドキドキが止まらなかったわ。

わぁぁあ、私のほっぺに触れたあなたの手を思い出してしまう、、、
、、、パンケーキしばらく食べれないかも。

バンソウコウ❤️‍🩹よつば🍀ちゃん
休日の朝は甘いパンケーキ🥞はいかがですか❓自分にも他人にも甘く優しくして、一緒に生きて行こうね

#ポエム #自作 #自殺者をなくしたい #短編小説
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クランベリーとパンケーキ

米津玄師

ポエムの星ポエムの星
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朔太郎

朔太郎

野坂昭如「骨蛾身峠タヒ人葛」野坂昭如
もうひとつの「火垂るの墓」と節子

野坂の作品には何度も形や姿を変え、節子があらわれる

この作品では、炭鉱の長の一代記が描かれるのだが、この集落には不思議な花が咲く
それがタヒ人葛ほとけかずら、であり、この植物はその名の通り◯人ほとけの生き◯を啜り、タヒんでいそれを養分に美しい白い花を咲かせる

集落でタヒんだ者たちの墓や卒塔婆にキュルキュルと巻き付いて、それはそれは不気味かつ美しい光景、これに、集落の長おさ作造の娘であるたか(節子) を、がぞっこん惚れ込んでいる

たかをには兄がおり、この兄の節夫、に、自分の御御足おみあしを着物の裾からちらっと見せたり色仕掛けして、タヒ人葛の栄養にするために、赤ん坊を持ってこさせる

まぁ、はじめは、たかをが産むか堕ろすかほどに困窮した女性から買った赤ん坊のタヒ体を餌にするのであるが

たか「うちゃ、もっとタヒ人葛がほしいんよ、あげんうつくしか花はなかとよ」

節夫は、たかをの異常な美しさにのめり込んでいく。そして節夫はたかをを抱いて、これは父母の耳にも入るのだが、父は美しく育っせたたかをを見て欲◯してこれまたオカ◯すのだが、そういう近◯相◯が至るところで行われる

個人的にこの作品は野坂の最後傑作である

#読書 #小説 #短編小説
映画の星映画の星
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朔太郎

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「青梅雨」永井龍男

実直に精一杯真面目に生きてきた家族4人。事業に失敗し借金を抱え、もうどうする事も出来ず、ひっそりと肩を寄せ合い、最後の夜を静かに迎えようとしていた

未練とか、恨みがましいところは一切ない
ちょっぴり贅沢をして
少しばかり良いこともした
しかし人生とは実にままならないものだ

「お母さんもお父さんも、今日一日タヒぬんてことを一言も口に出さなかった…」
泣き崩れる娘

外はそぼ降る青梅雨…

#読書 #小説 #短編小説
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吉行淳之介「出口」〜「出口·廃墟の眺め」より

作家の私は小さな町の旅館で小説を書いている。空腹になり車を走らせていると一軒の鰻屋(うなぎや)らしき店を見つける

店に入ろうとしたが、戸がすべて閉まっており、呼びかけても返事がない
諦めて近くの肉屋に入り、すき焼きを食べることにする

ビールの酌をしてくれている女に尋ねる

男「あの家は鰻屋なのかな?家に鍵が掛かっていた。今日は休みなのかい?」

女「鍵じゃありません。入口はいつも釘付けなんですよ。あのお店は出前専門なんです」

男「出前専門か…でも釘付けにしなくてもよさそうだが」

女「それがねぇ…あの家は、兄さんと妹で、夫婦で住んでいるんです」

男「つまり4人暮らしというわけだね」

女「いえ、2人だけ、夫婦だけですよ」

村上春樹がアメリカの大学のセミナーで取り上げたということで有名になりました。
もちろん僕もその事で知りました

この短編集は名作揃いで、今なら安価で入手できます。よろしかったらお読みください

#読書 #小説 #日本文学 #短編小説



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朔太郎

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志賀直哉「剃刀(カミソリ)」

床屋の芳三郎は剃刀の名人で、噂を聞きつけた人々が遠方からやってくる程だった
彼はこの10年一度たりとも客の肌を傷つけたことかがなくそれが自慢でもあった

秋分の日、忙しいこの日に限って芳三郎は高熱に襲われてしまう

おかみさん「今日はお弟子さんに任せたらどうですか?」
芳三郎「ダメだ。大事なお客さんが俺を頼ってきてくれてるんだ。兼次郎には任せられねえ」

頭が朦朧とする中で剃刀を研ぐ芳三郎
いつものように喉、額、顎を剃った後、喉の柔らかい部分がどうしてもうまくいかない

刃がチョッとひっかかる
薄く削がれた跡は最初乳白色をしていたが、見る見る血が盛りがってきた

そして…

#読書 #小説 #日本文学 #短編小説
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