単純接触の効果で好感度アップ？人間関係の心理学

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general

2025/03/30

人と会う回数が
多ければ多いほど
その好感度がアップする

その現象を
"単純接触の効果"あるいは
"熟知性の効果"と呼んでいる

単に接触する回数が多いほど
その人に好感を抱くように
なるということだ

一般的に人は初対面の人に
対しては不安を抱くもの

どんな人かわからない
未知の存在を相手にするのは
たしかに不安である

しかし何度か会っていると
不安な気持ちは小さくなり
親しみや好意が
生まれるようになるもの

新製品が出ると
テレビで何度も繰り返し
CMを流したり
駅を同じ広告で埋めるのも
この単純接触の効果を
狙ったものである

短い時間に何度も
繰り返されるCMには正直
嫌気がさす人も多いだろう

こんなに繰り返したら
かえって不快感を与えるだけ
という意見もある

しかし人間の心理は
一般にはそうなっていない

例えば洗剤を買いに行って
大量の商品から選ぶ時
人間のとる行動は
驚くほど単純だ

どれも同じに見えるなら
なるべく有名で知っている
商品を選んでしまう傾向が
きわめて強いのだ

すなわち広告を大量に
目にした結果なのである

効果の活用で注意すべきは
この"単純接触の効果"は
嫌いを好きにするものではない

印象が悪いまま
接触回数を増やした場合
嫌いがどんどん増大して
しまうということになる

つまりストーカーとして
ますます嫌がられるのだ

だからこそ日頃から
人に喜びを与える言葉を
出し続ける必要があるのだ

#樺旦純

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