希望を見出す終了の捉え方｜GRAVITY(グラビティ) SNS

私は過去、マルチ商法にハマってしまったことがあり（今は完全に足を洗ってますが）、非常に後悔していると同時に、現在でもふとした時に辛い気持ちが蘇ってきます。
以下、ここに少し、その後悔の気持ちを書こうと思います。興味のある方だけスクロールしてお読みください。

2016年頃、私はサラリーマン、妻はパートとして働き、娘は3歳になっていましたが、某大手マルチに誘われました。
きっかけは妻の親族の紹介で、妻はそれ以前からそのマルチの製品をユーザーとして使っていて、仕事として取り組むことは考えていなかったものの、ある日ふと、私も「やってみようかな」と思ってしまい、妻も乗り気になり歯車が動き始めたのです。
そしてサラリーマンをやりながら活動をこそっと開始。そのマルチは月の売り上げが数十万とか、ある程度ないとただただ在庫を抱えるだけになりますから、過去に会った人、大学時代の友人や前の会社の取引先、そして親戚など…片っ端から手紙を書いたりメッセージを送り、何とか会って話していきました。
ごくまれに、セミナー（嫌な単語）に一緒に来てくれる人などもいましたが、2%くらい。
一緒に仕事をするようになった人は1年半ほどの活動の中で一人もいませんでした。
むしろ、遊びで会うのかと思ったらいきなり仕事の話をされる、とそれ以後会うのを拒否されることがほとんどで、今も絶交状態が続いている方もいます。妻の側も同様です。

そのマルチの成功者に当時、「友人に絶交された」という話をすると、たいていこう返ってきます。

「その友達は、もともとあなたの大切な友達ではなかった。大切な友達だったらあなたの話を真剣に聞いてくれていたはずだ」

当時はその言葉で納得しようとしていましたが、今では、なんてことをしてしまったんだと、たまに強い後悔に襲われます。
会う目的を告げずに会った、ということで、少なからず相手を欺いていることになります。一人一人に心から謝りたいですが、自業自得です。

マルチを続けている間は、資金が減り在庫だけが増えていく日々に、夫婦の仲も悪くなっていきました。

本来は、勧誘目的で会うと明言しなければいけませんが、そんなの不可能ですから、仕組みとして無理なんです。

製品を使うのは自由ですが、マルチの仕事は本当にやめた方がいいです。

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