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愛善院
回答数 36>>
「美しい貝殻」をわざわざ収集していた狩猟採集時代の人間たちが「所有」を理解しはじめた。
そういえば漢字で貨幣関連は「貝へん」を部首に持つことが多い。
美しさとは「選ばれること」にある。
薄暗い竪穴式住居のなかに、虹色にひかる真珠色の貝を身に着けた「守るべきもの」「養うべきもの」になるために。
つまり女は「狩猟に有利な男の所有物」となるべくして、そこに価値を見出した。
美しさの根本はもっと遡れる可能性はあるが、人が「あかるく」「温かい」「清潔な」ものに、フェチズム(呪力)を感じやすいのは、竪穴式住居(または洞窟住居)の暗さを払拭するためだったのではなかろうか。
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ジュデッカ
回答数 212>>
皆から嫌われているんですから。

おめぷろ
クリスマスの夜、私は飲みすぎていた。
街は明るく、寒さだけが誠実だった。
友人と並んで歩き、理由もなく神社を二つ回った。
一件目でおみくじを引き、ああだこうだ言い合う。冷えた手元と、冷えたフトコロ。運勢より現実のほうが厳しかった。
そのころから、心なしか体が変だった。
何も考えず、二件目の飲み屋へ向かって歩いていた。
考えなかったのが、たぶんいけなかった。
異変は突然に来た。
前触れはあれど、合図はなかった。
人生の重要な局面にしては、あまりに不親切だった。
私は歩いた。
とにかく歩いた。
文明を信じて、コンビニを目指した。
見つけたコンビニの中には張り紙があった。
「貸し出していません。」
短い。
冷たい。
交渉の余地が一ミリもない。
意識が少し遠のいた。
なのに体の中では、全員が全力疾走していた。
それでも私は聞いた。
「トイレ、貸し出していませんよね。」
答えは、聞くまでもなかった。
確認した自分が、少しだけ律儀だった。
外に出る。
背を向ける。
住宅地に入ったころ、体は完全にこちらの指示を聞かなくなっていた。
友人が言う。
「この先にトイレがあるらしいよ。」
その情報は、もう三分早く欲しかった。
マンションの下に花壇があった。
ちょうど足元に。
あまりにも、ちょうどよすぎた。
尊厳は保ちたかった。
本当に。
でも歩いている途中で堕ちる未来を想像した瞬間、尊厳は静かに退席した。
私は何度も友人に言った。
「だめだよね」
「こんなの、だめだよね。」
友人は歩調を緩めなかった。
否定も肯定もしなかった。
沈黙は、許可よりも残酷だった。
ふと上を見ると、監視カメラがあった。
この街は、ちゃんと見ている。
よりによって、今。
残されているのは、時間と、体内の一物だけ。
私はもう、選挙権を失っていた。
気づけばベルトを外していた。
ズボンを脱ぎ、おしりを出していた。
判断ではない。反射だ。
羞恥。
法律。
衛生。
どれも一瞬、頭をよぎった。
そして全員、即座に解散した。
そこにあったのは、本能だけ。
そして次の瞬間、「排泄」という事実だけが、地面に追加された。
そのとき、思った。
あー、出せてよかった。
本当に、心から。
友人は、十メートル先にいた。
近すぎず、遠すぎない。
助けに来るには十分近く、見捨てるには十分遠い距離。
街灯の下で、ただ見ていた。
驚きと、「関与しない」という決意が、きれいに混ざった顔だった。
不思議と体は軽かった。
すぐに立ち上がれた。
世界は、何事もなかったかのように続いていた。
それが一番、可笑しかった。
私はそのままにはしなかった。
袋と水で処理をする。
友人はまだ見ていた。
視線は逸れず、手も出さない。
私は一人で始末をし、一人で終わらせた。
そのあとも、友人は近づかなかった。
「大丈夫?」という言葉が届く距離で、何も言わなかった。
距離は変わらず、十メートル。
この夜で、一番正確な数値だった。
電車に乗るころ、私たちは並んで座らなかった。
膝の上の袋は小さく、重みだけが確かだった。
十センチもないはずなのに、距離はむしろ広がっていた。
家に着き、袋を捨て、手を洗い、鏡を見る。
そこにいたのは、恥をかいた人間ではなかった。
見られ、助けられず、それでも帰ってきた人間だった。
あの夜、私が一番寒かったのは、
風でも、花壇でもない。
十メートル先で、他人が私を「出来事」として見ていた、その距離。
――ただ、それだけだった。

ファナマリ🔜

メッター刺し
人間にしかできない行為で動物に成り下がってる事に気づきすらせず、高等な人間だからこんな事ができるって高慢さに悲しくなる
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かみ@5/2

きゃっ
キレそう

ろっき

聡美︎
マスカッツワインの特徴は?
マスカッツワインの特徴について説明しますね。
ブドウの種類: マスカッツワインは、主にマスカットという甘い香りのあるブドウを使用して作られます。このブドウは、フルーティーで芳香が豊かなので、ワインにもその特徴がしっかりと反映されます。
味わい: 甘口のものが多く、フルーツのようなジューシーさと、軽やかな酸味がバランスよく感じられます。飲みやすく、特にデザートワインとして人気があります。
香り: マスカッツワインは、マスカットのフルーティーな香りが強く、花のような香りも感じられることが多いです。この香りが、飲む前から楽しませてくれます。
ペアリング: フルーツタルトやチーズケーキなどのデザートと相性が良いです。また、軽い前菜やサラダとも合わせやすいので、食事のスタートにもぴったりです。
飲み方: 冷やして飲むのが一般的で、特に暑い季節には爽やかさが際立ちます。おしゃれなグラスで楽しむと、より一層雰囲気が出ますよ。
マスカッツワインは、特に甘いものが好きな方にはおすすめのワインです。気軽に楽しんでみてください!

マグロ

からあ
重さは来週になっても変わらんわ!!!!!

サクサ

鍵山リ

せゆら

雅@玄米
場合によっては休暇切ろう……
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グレー
自然主義的な考えとしてはそういうものもありますね。一方で例えば、ほとんど応用がまだ利かない/想像ができない数式や定理、概念に美しさを見出すことも往々にしてあります。 なぜ美しいと思うのか...方向付けて、まず美しさを見出すには何が必要なのか/美しいならどういうものなのか。両方分けてもっと考えていきたいですね。
グレー
本能(進化の過程で見出した生存・種の保存に有利となる規則と対応する報酬系)と、後天的に個人が信じる「大局的な利に繋がる規則」が美と考えています 愛さんの返事にあるものはまさに後者の美と考えています。一方で投稿内容にあるのは前者の美ですね。意見が少しでも参考になれば幸いです:)
ゆずゆず
確かに、所有するとは選び取ることに他なりませんね。主体の意思で選ぶ、すなわちその価値判断自体が“美しさ”の源流であると。 選び取るものとは選び取り守り養う必要があるものというのも理解できます。 確かに美しいものにはどこか儚さが宿っていますね。 そして“暗中での明るさ”とはまさに僕が廃墟を美しいと思う理由の一つで、人の営みが途絶えているのに、そこには確かに人が居た息吹を感じる。そしてそこに太陽光が差し込み植物が育つ。この儚い均衡に美しさを見出しているのでしょう。物理的にも“暗中の明るさ”があり、比喩的にも“暗中の明るさ”がありますね。