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ろびのわーる

ろびのわーる

『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)

2008年/日本/全13話
ジャンル:アニメ/ミステリー/サスペンス
原作:京極夏彦
監督:中村亮介
キャラクター原案:CLAMP

【あらすじ】
元映画女優の美波絹子の妹・加菜子が何者かにさらわれた。その背景には、八王子で起こった連続バラバラ殺人事件や、「御筥様」を祀る宗教の奇妙な噂があり、また箱型の建物ともつながりがあった。憑き物落としの京極堂、小説家の関口、刑事の木場、探偵の榎木津らがその事件を追ってゆく……。

【見どころ】
① 緻密で重厚なミステリー。
② 深みのある世界観。
③ 京極堂の推理。
④ 魍魎というテーマ。
⑤ 大人向けオカルト。

【感想】
夏と言えばホラーとミステリー。これはその両方の欲を満たしてくれる。しかも蘊蓄たっぷりで知識欲も満たされる。

冒頭は百合アニメの雰囲気。CLAMP原案のキャラがいい感じにハマっている。でもまさかこんな展開になるなんて…。
5話の終盤から満を持して登場する京極堂。その“魍魎とは何か”の解説がとても興味深くて、そこから一気にのめり込んだ。

陰陽師、カルト教団、戦時中の人体実験など、オカルトワードが盛りだくさん。
「臨兵闘者皆陣列在前」の呪文が出てきたときは、つい一緒に口ずさんでしまった。(とは言ってもファンタジーではないのでご安心を。)

深い、そして重い。京極夏彦原作の本格的ミステリーのアニメ化作品。“魍魎とは何か”がテーマになっていて、気がつくと“人間とは何か”を考えさせられていた。

真相解明の伏線回収がめちゃくちゃ気持ち良かった。情報が多いのでときどき観返したり相関図を確認したりしながら鑑賞したんだけど、その苦労も全部吹っ飛んだ。

人間の愚かさが引き起こした悲劇。「鬼太郎誕生」並みの悍ましさもいい感じだった。

古谷徹の声が合っていなかったことだけがちょっと引っかかった。役というよりも作品と。

#TVアニメ #UNEXT #ミステリー
#魍魎の匣 #京極夏彦
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