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maccoy
1年ぶりに話した彼女は、相変わらず艶っぽい声だった。
2つ年上の隣町に住む彼女は、小学校低学年からゴム飛びをする活発な子で、僕らの憧れの的だった。
3年生の時には、彼女の家に遊びに行って、お父さんの書斎で一緒に漢字の勉強をしたっけ。
やがて僕たちは少しずつ大人になって、彼女は遂に恋人が出来て、一緒に虫取りもしたんだったな。
あれから何年、いや何十年の月日が流れたのだろう。僕はずっと貴女を憧れていたけど、貴女は1度もプライベートに誘ってくれなかった。
でもそれでもいいんだ。変わらない関係があるって思えるだけで幸せだから。変わった事と言えば僕の目が見えなくなった事くらいだけど、それは僕だけの秘密だ。
あの頃を思い出しながら、その声を聞くだけで僕は癒される。
#この物語はフィクションです
#実在の人物やエピソードなどとは関係あるかもしれません
#07番目の夜
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