： WATWINGライブで奇跡の復活！｜GRAVITY(グラビティ) SNS

どうしても活字を読む体力が落ちてしまっているので、先月と今月はこれまでなかなか触れられなかった漫画を読む絶好の機会になっていて喜んでいます。(以下、敬称略)

①『Lost Lad London』シマ・シンヤ
アジア系の青年とアフリカ系イギリス人？の刑事がロンドン市長殺害事件に巻き込まれるお話です。海外漫画のような描き込んでいかない画を好むこともあり、気になっていた作品でした。
淡々とした口調や距離が保たれた人間関係に、マイノリティとして大都市で生きる上での孤独や葛藤が不自然なく反映されています。印象に残る台詞が多いです。

②『ブランクスペース』熊倉献
特殊能力を持った高校生の女の子が主人公。これまで読んでこなかった類の漫画を読みたく、手に取りました。
感想を言語化するのは難しいのですが、こういう作風が増えていったら嬉しいと素直に感じました。挑戦している姿勢が伝わってきます。いろいろな意味で「空白」が伴った作品。

③『淡島百景』志村貴子
歌劇学校に通う女の子達の群像劇。志村さんであることと題名に惹かれました。
美しすぎず、ドロドロしすぎず。どちらの方向にも脚色しすぎていない分、不明瞭だったり印象に残りづらいという声もあるようですが、この塩梅が私は好きなようです。

④『かくかくしかじか』東村アキコ
こちらは再読。有名漫画家になるまでの自身の半生を描いています。
大好きな作品で、自分の背中を押すために読み直しました。これを読んだらもう行動するしかないのです。内容の魅力はもちろんのこと、お話の構成がとにかく秀逸です。

⑤『キリング・アンド・ダイング』エイドリアン・トミネ
日系アメリカ人の漫画家さんによる短編集。映画『パリ13区』に原作があると知り、気になっていると話したら友人が贈り物でくれました。ひとページが20コマに区切られた形式が特徴的です。
殺伐としていながらも諦めの先を無理なく前向きに行こうとするあり方。南風を受けている感覚になる作風。これからも追っていきたい作者さんです。

⑥ 『歩くひと』谷口ジロー
次読もうか迷っている作品です。
歩く行為を丁寧に取り上げる作品が好きなので、歩いている場面だけがただただ続く作品なのかしらと今から想像が止まりません : )

長々と読んでくださり、ありがとうございました。皆さまのお薦め漫画もよろしければお聞かせください◎

長時間のライブは疲れたけど幸せだった😳