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涼

​触れない恋 - ネットだけ恋愛 -

​----第一章「約束」- 彼の声-------------------

最初に決めたのは、
俺だった。
​「会わない方がいい」
​画面の向こうで、
彼女が少し黙った。

『...どうして?』

​どうして、か。
説明するのは難しかった。
ただ、
近づきすぎるのが、怖かった。

​過去に、
大切だと思った人がいた。
​会いたくて、
触れたくて、
もっと近くにいたくて。
その想いが強すぎて、
相手を縛ってしまった。

​気づいたときには、
もう遅かった。

​「近づきすぎると、壊れる」

​それが、俺の学んだことだった。
​「だから」
​俺は、続ける。
「このまま、画面越しでいたい」

​彼女は、また少し黙った。
『...私も、そう思ってた』
​その言葉に、
胸が軽くなった。
「本当に?」
​『うん』
彼女の声が、優しかった。
『会わない方が、楽だから』

​楽。

​彼女も、
何かから逃げているんだと思った。

親しくなりすぎたくないという防衛本能。
でも、聞かなかった。
​聞いたら、
近づきすぎてしまう気がしたから。

​「じゃあ、決めよう」
俺が言う。

​「会わない、って」

​『うん』
彼女が、頷く。
『会わない』

「本名も、住所も、聞かない」
『聞かない』

「顔も、見ない」
『見ない』

​一つ一つ、
確認していく。
​この関係を守るための、
ルール。

「...これでいい?」
俺が、最後に聞く。

​『うん』
彼女が、答える。
『これがいい』
​通話は、そのまま続いた。
何を話したか、
もう覚えていない。

​ただ、
安心したのを覚えている。

​彼女も、
同じ距離を望んでいた。
​近づきすぎず、離れすぎず。
この、ちょうどいい場所で。
​───
それから、
毎日通話するようになった。

​「今日、何してた?」
​「仕事。そっちは?」

​『私も』
何でもない会話。

​でも、
その何でもなさが、心地よかった。
​義務感がない。
期待されない。

でも、
確かに繋がっている。
​画面越しだから、
安心できた。
いつでも切れる。

​でも、
切りたくない。
​この矛盾が、
不思議と心地よかった。
​「おやすみ」
『おやすみ』
​毎晩、
同じ言葉を交わす。
それだけで、
一日が終われた。
───

ある夜、
彼女がふと言った。
『ねえ、夕焼けがすごく綺麗だったよ』
​「そうなんだ」
​俺は、そう答えた。

​でも、
その瞬間、

その空を、

一緒に見られたらって、

ほんの少しだけ、
思ってしまった。

​...いや、ダメだ。
​そんなこと考えたら、
この関係が壊れる。

​「明日も晴れるといいね」

当たり障りのない言葉で、
その想いを押し込めた。

​彼女は、
『うん』 とだけ答えた。
───

会わない、って決めた。
それで、
ずっとこのままでいられると、
思っていた。
​でも、
心の奥で、
小さな声が聞こえていた。

"本当に?"

​俺は、その声を、
聞かないふりをした。

​また明日。
また、あの場所で。
それでいい、はずだった。

​----第二章「境界」- 彼女の声-----------------

触れない関係が、好きだった。
顔を見なくていい。
​本名を言わなくていい。
会う約束をしなくていい。
​画面の向こうにいる彼は、
私に何も求めてこなかった。
ただ、そこにいてくれた。
​通話の着信音が鳴る。

​画面を見ると、彼からだった。
「今、大丈夫?」

​いつもの挨拶。
​『うん、大丈夫』

通話を繋ぐ。

​「今日さ」
彼が話し始める。
「仕事で変なメール来てさ」
​『どんな?』
​「件名が『至急確認』なのに、
本文が『特に急ぎじゃないです』って」
​私は、笑った。
『それ、どっちなの』
​「だよな」
彼も笑っている。
​「で、結局どうしたの?」
​「とりあえず明日返信することにした」
『正解』

​こういう、何でもない話。

リアルで誰かと会っていたら、
「そんなどうでもいい話...」って
思われそうなこと。
​でも彼は、ちゃんと聞いてくれる。
私も、彼の些細な話を聞くのが好きだった。

「そっちは?何かあった?」
​『んー、特には』
私は少し考えて、
『ああ、でも今日、
久しぶりに晴れてたから洗濯物がすごく乾いた』
​「...それ、嬉しいやつだ」
​『でしょ?』
​「わかる。なんか気分上がるよな」
​『上がる上がる』

他の誰かに話したら、
「それで?」って言われそうな話。
でも彼は、
「わかる」って言ってくれる。
​それだけで、
なんだか満たされた。

​「あ、そういえば」
彼が思い出したように言う。
​「さっき買い物行ったら、
レジのおばちゃんに
『雨降るから傘持ってきな』って言われた」
​『持ってなかったの?』
​「持ってなかった」
​『で、降った?』
​「めちゃくちゃ降った」
私は、また笑った。
『おばちゃん、預言者じゃん』
​「だよな。次から信じることにする」
​『次は「宝くじ買いな」って言われるかもよ』
​「それは言われたい」

こんな会話。
意味なんて、たぶんない。
でも、楽しかった。

​沈黙。

​でも、気まずくない。
彼が何かを飲んでいる音がする。
私もお茶を一口飲む。

​「...眠い?」
彼が聞く。

​『まだ大丈夫。そっちは?』
​「俺も大丈夫」
この時間が、好きだった。
​会ったことはない。
これからも、会わないと決めている。
​でもここには、
確かに"私たちの場所"があった。
私がページをめくる音。
彼がキーボードを叩く音。
​たまに入る、「ん?」とか「ああ」とかいう相槌。
それだけで、
ちゃんと繋がっている感覚。

​「そういえば」
私が、ふと思いついて言う。
『この前話してた、あの曲聴いた?』
​「ああ、聴いた聴いた」
​『どうだった?』
​「めっちゃよかった。
2番のサビで鳥肌立った」
​『でしょ?あそこいいよね』
​「歌詞もいいし、メロディもいいし」
​『わかってくれる人がいて嬉しい』
​「こっちこそ。教えてくれてありがとう」

​音楽の話。
映画の話。
本の話。
彼とは、そういう話もよくした。
​趣味が全部同じじゃないけど、
「これいいよ」って勧め合える関係。

​リアルで誰かと一緒にいたときは、
いつも"何か"を求められていた気がする。
笑顔。
会話。
反応。
沈黙が怖かった。
「つまらないと思われてる?」って。

​でも彼とは、
黙っていても大丈夫だった。
​何も話さなくても、
ただ通話が繋がっているだけで、
安心できた。

​「ねえ」
彼が、ふと声をかけてくる。
​『ん?』
​「この時間、好きだな」
​『...うん』
​私も、そう思っていた。
『なんか、居心地いいよね』
​「そうだね」

居心地がいい。
それは、
お互いに何も期待していないから。
会おうとも、
束縛しようとも、
変わろうとも、
思っていないから。
この距離が、ちょうどいい。

「あ、もうこんな時間だ」
彼が言う。
「もう1時過ぎてる」
『早いね』
「うん」
でも、切りたくない。
そう思っている自分に、
少しだけ驚く。
「じゃあ、そろそろ寝る?」
彼が聞く。
『...うん』
「おやすみ」
『おやすみ』
通話が、切れる。
​部屋に、静けさが戻る。
でも、寂しくはなかった。
また明日、通話すればいい。
また明日、この場所に戻ってくればいい。
私は、この関係が好きだった。
触れないから、壊れない。
会わないから、続けられる。
――そう、信じていた。

でも、
ふと思うことがあった。
彼の声を、
画面越しじゃなく、
隣で聞けたら。

あの曲を、
一緒に聴けたら。

雨の日に、
「傘持った?」って
玄関で聞けたら。

...いや、ダメだ。
そんなこと考えたら、

この関係が壊れてしまう。
私は、頭を振った。

会わない。
それが、私たちの約束。
この心地よさを、
守るための、境界線。
私は、それを守りたかった。

でも、
心の奥で、
小さな声が聞こえた。

"本当に?"
"本当にそれで、満足?"

私は、その声を、
無視することにした。
また明日。
また、あの場所で。
それでいい。
それが、私たちの形だから。
...そう、自分に言い聞かせながら、
眠りについた。
でも、布団の中で、
彼の笑い声が、
まだ耳に残っていた。

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触れない恋

----第三章「揺らぎ」- 彼の声----------------

​今日も、通話を繋いだ。
彼女が向こうで何かを飲んでいる音。
カップを置く、小さな音。
ページをめくる音。

『...疲れてない?』
ふと、彼女が聞いてくる。

「ん、大丈夫」
嘘じゃない。
彼女の声を聞いていると、
一日の疲れが、するっと抜けていく。
画面の向こうに彼女がいる。
会ったことはない。
顔も、知らない。
でも、ここには確かに"場所"があった。
通話を繋ぐたびに、
見えないドアを開ける感覚。
そこには彼女の声があって、
笑いがあって、
ときどき沈黙があって。
物理的な座標はない。
でも俺たちには、ここがある。

だから、つい口にした。

「なんか...ただいま、って言いたくなるんだよね」

自然に、出た。
この関係への、満足。

ここが俺たちの"帰る場所"だという、確信。
会わなくても、
触れなくても、
ここは完結している。
そう思っていた。

『......』
彼女が、黙った。
少し、長い沈黙。

「どうした?」
俺は、まだ何も気づいていなかった。

『...ずるいよ、そういうの』

その声が、いつもと違った。
少し、震えていた。
「え?」


『ただいまって言われたら、
おかえりって......言いたくなっちゃうじゃない』


――ああ。
その瞬間、ようやく理解した。
俺が言った「ただいま」は、
この通話空間への帰還のつもりだった。
ネットの向こうにある、二人だけの部屋。
でも彼女は、
きっと違うものを想像した。
玄関があって、
灯りがついていて、
"おかえり"を実際に言える、
そういう場所を。
俺は、会わない関係を肯定したつもりだった。
この距離で完結していると、確信していた。
でも彼女には、
会いたい気持ちを喚起してしまった。

「......ごめん、そういう意味じゃ...」
『わかってる』
彼女が、遮る。
『わかってるんだけど、ね』
また、沈黙。
『でも私、今すごく思っちゃった』
彼女の声が、さらに細くなる。
「...何を?」
『会えたらいいのにって』
その言葉が、
俺の胸に、ズシンと落ちた。

会えたらいいのに。
彼女が、初めて言った。
"会いたい"という本音を。

そして俺は、
自分の中にあった何かと、
正面から向き合わされた。

俺も、本当は――
そう思っていたんじゃないか。
「ただいま」って言葉で、
会わない関係を肯定したかった。
この空間で完結していると、信じたかった。

でも本当は、
物理的に帰れる場所が欲しかった。
彼女の「おかえり」を、
画面越しじゃなく、
生の声で聞きたかった。
気づかないふりを、してきただけだった。

「...俺も」
声が、勝手に出ていた。
「会えたら、いいなって」

長い、長い沈黙。
彼女の息づかいだけが、聞こえる。

『...怖いね』
彼女が、小さく笑った。

「うん」
俺も、小さく笑った。

「怖い」
会ったら、壊れるかもしれない。
今の関係が、終わるかもしれない。
リアルに会った瞬間、
この心地よい距離感が、
嘘になるかもしれない。

でも、

会わなかったら、
この"足りない"感じが、ずっと続く。
「おやすみ」のあと、
いつも残る、この空白。
どちらを選んでも、
何かを失う気がした。

通話は、少しぎこちないまま続いた。
俺も、彼女も、
何を話せばいいのかわからなくなっていた。

『そろそろ、切る?』
彼女が、気を遣うように聞く。
「...そうだな」
でも、切りたくなかった。
今夜は、特に。
『じゃあ...』
彼女が言いかけて、止まる。
『ねえ』

「ん?」

『...考えよう。ふたりで』

その言葉に、
胸が、ぎゅっと締め付けられた。
"ふたりで"。
彼女は、俺を一人にしなかった。
この怖さを、
この迷いを、
一緒に抱えてくれると言った。
「...うん」
俺は、ようやく笑えた。
「一緒に、考えよう」

『じゃあね』

「またね」

画面が、暗くなる。
​部屋に、静けさが戻ってくる。
でもその静けさは、
もう今までと同じじゃなかった。
俺は天井を見上げた。

会いたい。
でも怖い。
この矛盾を、
どう解決すればいいんだろう。

答えは、まだ出ない。
でも、ひとつだけわかったことがある。
彼女も、同じ気持ちだということ。
そして、
ふたりで考えられるということ。

それだけで、
少し、勇気が湧いてきた。

明日も、通話を繋ぐだろう。
でも明日の通話は、
今日までとは違うものになる。

"会いたい"を、
もう隠さない通話に。
俺たちは、
ゆっくりと、
新しい場所へ向かい始めていた。

​----第四章「温度」- 彼女の声-----------------

あの日から、
通話の空気が、少し変わった。

彼が「ただいま」と言った夜。
私が「会えたらいいのに」と言った夜。

それから、
私たちは、
何も決めていない。

でも、
何かが確実に動き始めていた。

今日も、通話を繋ぐ。
「...今、大丈夫?」
彼の声が、少しだけ遠慮がちだった。

『うん、大丈夫』
私も、少しだけ緊張していた。
以前なら、
すぐに何か話し始めたのに。
今日は、
お互いに言葉を探している。

「...天気、どう?」

彼が、ぎこちなく聞く。
『曇ってる。そっちは?』

「こっちも」

『そっか』


沈黙。


でも、切りたくない。
むしろ、
この沈黙の中にいたかった。

彼が、向こうで何かを飲んでいる音。
カップを置く、小さな音。
私も、お茶に手を伸ばす。

持ち上げる。
一口飲む。
置く。

その音を、
彼も聞いているんだろうか。
『...聞こえてる?』
思わず、聞いてしまう。

「ん?何が?」

『私が、お茶飲んでる音』

「...ああ、聞こえてる」
彼が、小さく笑う。
「聞こえてるよ」
なんでもない会話。

でも、
その声が、
すごく近くに感じた。

また、沈黙。

時計の秒針の音。
外を通る車の音。
彼の、かすかな息づかい。
全部、聞こえる気がした。

『ねえ』
私が、口を開く。

「ん?」

『...何も話さなくても、いい?』

「うん」
彼は、即答した。
「いいよ。俺も、そう思ってた」

通話は、繋がったまま。
でも、
誰も何も話さない。
5分。
10分。
15分。
時間だけが、静かに過ぎていく。

不思議と、
気まずくなかった。
むしろ、
この沈黙が、
何よりも雄弁だった。

彼が、そこにいる。
私も、ここにいる。

それだけで、
ちゃんと通じ合っている。

言葉じゃない何かが、
画面を越えて、
行き来していた。

彼がページをめくる音。
私も、本を開く。

二人とも、
同じ空間にいるみたいに、
それぞれのことをしている。

でも、
一人じゃない。
これが、
"一緒にいる"ということなのかもしれない。

顔も見えない。
手も触れられない。
ウェルカムな沈黙。

でも、
確かに彼は、そばにいた。
30分が過ぎた頃、
彼が、小さく咳払いをした。
「...あのさ」

『ん?』

「なんか、変なこと言うけど」

彼の声が、少し震えている。
「今、すごく...一緒にいる感じがする」
「......」

私も、思っていた。
『うん』
『すごく、そう』
また、沈黙。
でも今度の沈黙は、
温度があった。
あたたかくて、
優しくて、
少しだけ切なくて。

「ありがとう」
彼が、ぽつりと言う。

『何が?』

「...いてくれて」

その言葉に、
胸が、ぎゅっとなった。

『こちらこそ』
私も、小さく答える。
声じゃなくて、
音と気配と、
"黙って一緒にいる時間"で
愛を伝えてくれる人。
彼は、そういう人だった。

そして私も、
同じように伝えていた。

言葉にしなくても、
触れなくても、
会わなくても。
これは、愛だった。

沈黙を愛と呼んでいい。
私たちは、そう証明していた。

でも、
その確信と同時に、
もう一つの感情が湧いてきた。

この沈黙を、
画面越しじゃなく、
同じ部屋で感じられたら。

彼の息づかいを、
もっと近くで聞けたら。

この温度を、
本当に、肌で感じられたら。

『ねえ』
私が、震える声で言う。

「ん?」

『...このまま、でいい?』
私の問いかけに、

彼は少し黙った。
「...わかんない」

正直な答えだった。

「俺も、わかんない」
「でも」
彼が、続ける。
「このままじゃ、足りない気がしてる」
「......」
「君も、そう?」

私は、嘘をつけなかった。
『...うん』
小さく、答える。
『足りない』

その言葉を口にした瞬間、
何かが、決定的に変わった。
もう、引き返せない。

「どうする?」
彼が聞く。

『...わかんない』
私も、わからなかった。

「考えよう」
彼が、優しく言う。
「一緒に」
その言葉に、
また救われた。
一人じゃない。
彼も、同じ迷いの中にいる。
『うん』
私は、頷いた。
『一緒に、考えよう』
通話は、もう少し続いた。

でも、
もう以前のような
のんびりした空気じゃなかった。

何かに向かって、
二人とも歩き始めている。
その予感だけが、
確かにそこにあった。
「おやすみ」
『おやすみ』
画面が、暗くなる。

私は、暗闇の中で、
自分の鼓動を聞いた。

怖い。
会ったら、
この関係が壊れるかもしれない。

でも、
会わなかったら、
この"足りない"が、ずっと続く。

どちらも、
正解じゃない気がした。

でも、
どちらかを選ばなければいけない。
私は、布団を被った。
彼の声が、まだ耳に残っている。
「一緒に考えよう」
その言葉だけが、
私を支えてくれた。
明日も、通話するだろう。

でも明日は、
もう少し、答えに近づいているかもしれない。

私たちは、
ゆっくりと、
でも確実に、
新しい場所へ向かっていた。


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