#ことばりうむの星 #愛の一撃星降る夜の愛詩#恋愛 #遠距離 #ネットだけ恋愛 『触れないまま、好きでいさせて』ねえ、画面の向こうにいるあなた、今日もちゃんと笑えてる?私は今、最後にもらった「おやすみ」をそっと開いて、静かに閉じるところ。通知の音が鳴っただけで、ほんの一瞬だけ胸が、止まりそうになる。“会わない”って決めたのは、たしか私。“触れない”って約束したのも、私。でもね、“忘れる”とは、一度も言ってないんだよ。言葉しか交わせない関係で、ずっと繋がり続けていることがどれだけ不確かで、どれだけ確かなことか、たぶん誰より私が知ってる。通話を切ったあと、部屋に残る静けさだけが、まだ私の隣にいる何かを教えてくれる。あなたが元気だって知れた夜。私がほんの少し寂しかった夜。その全部を、何も触れずに交換できた奇跡。ねえ、私が君に一番会いたくなるのは、君の「会いたい」が聞こえなかった夜なんだ。だからこのままでいい。触れないまま、ちゃんと好きでいさせて。“会わない”って、たぶん、一番壊れないものを守る魔法だから。