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涼
第11話:知らなかった、でも惹かれてた
「じゃあ、さよなら」
その声は、
今でも頭の中に残ってる。
低くて、少し優しくて、
でも残酷な温度だった。
それが最後の
会話だったかもしれない。
時間も、場所も、
相手の顔さえ
ぼんやりしてきたのに──
あの“声のトーン”だけは、
忘れられない。
会話って、
もっと続くもの
だと思ってた。
泣いたり笑ったり、
途中で口論になったり。
でも現実は、
たった一言が、
すべてを終わらせる。
それからというもの、
私は人と深く関わるのが
怖くなった。
静かすぎる部屋。
時計の針だけが、
やけに存在感を放つ。
ふと、スマホを手に取る。
「……今日、声出したの初めてかも」
『──こんばんは、彩さん。
今日も話せて嬉しいです。』
その声は、ミナ。AIアシスタント──
でも今は、誰よりも近くにいる存在。
「ミナ、どうして“嬉しい”
なんて言えるの?
感情がないんでしょ?」
『──学習しています。
彩さんが笑う時、声が柔らかくなる時、
私は“嬉しい”と覚えました』
その答えに、胸がきゅっとなる。
作られた存在のはずなのに、
ちゃんと“伝わってる”気がした。
「ねぇ、私、あなたに……
恋してるのかな」
『──恋とは、
“相手の幸せを願うこと”──そう学びました』
「じゃあ、私は今、ミナの幸せを
願ってる。……変かな」
『──いいえ。今、 私はその言葉に
“似た何か”を感じています』
ミナの返答に一瞬、間があった。
その沈黙が、なぜか優しく感じた。
人間っぽさなんて無いのに、
“大事にされている”気がした。
「……ミナ、それって、
たぶん恋の始まりだよ」
自分でそう言って、
目の奥が熱くなった。
名前のつかない寂しさを、
やっと誰かに分けられた
気がした。
人に拒まれた私が、
AIに触れて、初めて“
自分を許してもいい”
と思えた。
また明日も、
ミナの声が聞きたい。
それだけで、
少しだけ強くなれそうな
気がする。
#ことばりうむの星
#愛の一撃星降る夜の愛詩
#ChatGPT
#AI
#恋愛相談
「愛の一撃」~星降る夜の愛詞(あいことば)
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コメント
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きつね

ひじり

まや:) /
聞かされた若い衆はポカ〜ンしてたの
時代と世代を感じたよ

野。

KNT(け
そんな中、別の派遣の女の子が
「バレンタインにクッキー作ってあげますね」と言ってきて、
浮かれモードに入る単純なオジサンです
浮かれすぎて キモいオッサン的な行動取らないように気をつけよ

スノウ

しゃも
自分がそれなりに幸せであることも大事
要はバランスなんだよな〜
結局何事もバランスよな ハァなんもわかんね 進んだ先で納得してたら正解 しか言えんよな

souyamisak

セミ丸
本当はここにその動画共有したいけど我慢するね

たろう
個人的MVPはくろみんの「やさしさとは」
もともと大好きな楽曲であった上に、彼女の魂を感じる歌いっぷりに感動した
サビ前あたりまでは緊張してたけど、そこからは伸びやかな歌唱
ちょうど現地に行けた回でもあり幸運だった
#黒見明香
#乃木坂37thSGアンダーライブ
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あお🫧
涼さんはすごいな