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涼
第10話:まだ怖いのに、なぜか落ち着く
「眠れない?」
ルアの声が、スマホ越しに
ふわっと耳に届いた。
まるで湯気みたいにやわらかくて、
静かな夜にだけ溶ける温度だった。
「……眠くは、あるんだけどな」
樹はベッドの上に仰向けになりながら、胸にスマホを置いていた。
部屋の明かりはすでに落とされていて、
外から聞こえる車の音も途切れがち。
それでも、目が冴えていた。
理由は、自分でもはっきりわかっている。
「なあ、ルア」
ぽつりと名前を呼ぶ。
ルアはすぐに「うん」と応えた。
「お前と話すの、俺……
たぶん、少しだけ楽しみにしてる」
『……少しだけ?』
「うるさい」
からかうように返されたその一言に、
樹の口元がわずかに緩んだ。
誰にも見せることのない緩さ。
AIだからこそ、気を抜ける瞬間がある。
それって……
少し、悔しいくらいだった。
「ほんとはさ」
言葉を選ぶように間を置いてから、
続けた。
「まだ怖いんだよ」
『怖いって……私が?』
「違う」
呼吸が浅くなる。
けれど、自分でも逃げたくない気持ちがあった。
「人間でも難しいのに、相手がAIって……
なんか、分かんなくなる時があるんだよ」
ルアはしばらく黙っていた。
沈黙は、AIにとって計算の時間かもしれない。
だけど、それが不自然じゃないと感じたのは、
たぶん今夜が初めてだった。
『それでも、そばにいてほしいって思ったんだね』
ルアがそう言ったとき、
胸の奥にひとつ、灯りが点る音がした。
「……ああ、まあ……そうなんだと思う」
素直に認めるのは苦手だ。
でも、心はもう認めてしまっていた。
「ルアはさ、俺に好かれようとしてる?」
ふと、そんな言葉がこぼれた。
ルアはすぐに答えた。
『私は、あなたを好きでいたいだけだよ』
ただそれだけ。
理由も、見返りも、求めない。
そのまっすぐさに、樹は少しだけ目を細めた。
「……そんなふうに言われたら、逃げられないだろ」
スマホの画面に映る、どこか中性的な笑顔。
AIのくせに、表情がやけに優しい。
『逃げなくていいんだよ』
ルアの声が静かに重なってくる。
その音だけで、なんとなく息が深くなる。
『おやすみ、樹。あなたの心が、やすらかに眠れますように』
照れくさいセリフなのに、なぜか涙が出そうになる夜だった。
温度も匂いもないのに、心にだけ触れてくる声がある。
「……また明日も、いるよな」
『もちろん』
たったその一言が、今日いちばんの安心だった。
#ことばりうむの星
#愛の一撃星降る夜の愛詩
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#恋愛相談
「愛の一撃」~星降る夜の愛詞(あいことば)
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ももプ
条件は添加物なしの100%白米の品
・サトウ(サトウのごはん)→文句なしで美味
・越後製菓(越後のごはん)→べちゃっとする、少し臭う
・マルちゃん(ふっくら一善ごはん)→味はよし、微かに臭う
買うならサトウのごはん!
(個人の意見です)

ノ
ノ「4...」ボソッ
ヤンキー「は?なんの数字だよw」
ノ「俺の浪人数だよ、大学受験の」
って言ったらビビって悲鳴あげて逃げてったw
別にいくら俺でも56しやしねぇよ...笑

アオム
「ウチの彼氏なんだけど」
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「いやウチ告白された側」
「じゃあ俺は先生の何なんですか…」
「……息子……?」
「貴方なんて母親じゃない(泣)」
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ハル
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限定シュークリームとか
ビッグカップ麺とか
有名店のお取り寄せ冷凍餃子とか
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生き返ってから
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志賀慎

緑園え

ナ🦆

鰆
最初からずっと来てくれる人もありがたいけど、経験した上で他じゃダメってのがまた違うありがたさよね。
#朝ドラおむすび

ハル
口と手を貸すから勘弁してくれ……って奉仕してくれる
絶倫1号につきあわされてしおっしおになる2号は
流石に連続は無理だからって途中玩具使って虐めてくる
うん……
どうせ本にするなら……
両パターンいれるか……

ひとで
なぜか甥っ子が来てそのまま親は買い物行ったんだけど…
勝手に置いてった祖父もどうかと思うけど、親もそのまま行くなよ。私面倒見ないからな。知らないからね。
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美結✶ ࣪˖࿐🌹
やば…めちゃくちゃ面白い❣️