あるもので作る絶品スパゲッティの世界

#気づき #自己肯定感
【自己肯定感シリーズ10】長編
～感謝と自己肯定感～
親からの感謝の言葉を想像してみて下さい。
親は自分の存在のルーツ(根源)。
そのルーツからのありがとうは、子どもの生(being)への肯定の意味が内包されていることに気がつきますでしょうか？
無償の愛、無条件に「生まれてきてくれてありがとう」の音が含まれています。
親からの感謝は、自分の存在そのものを認めてくれていて自己肯定感を育む最高級の要因です。

ここからは拡大解釈をしてみましょう。
親からでなく、おばあちゃんからは？愛するパートナーや友達からは？尊敬する上司や生意気な2年目の部下からは？4歳の息子からだったら？
親ほど最強火力ではないかもしれませんが、あなたの生を肯定してくれるでしょう。

別方面への拡大解釈です。
存在のルーツである親から「ただただ抱きしめられたら」どうでしょう。
これもまた生への肯定になり、自己肯定感が育まれます。
これも親からでなく、愛するパートナーからは？親友からだったら？5歳の娘からだったら？
親ほど最強火力ではないですが、生を肯定してくれます。

頭を撫でたり身体をさすることもまた生の肯定をしてくれます。

さらに拡大解釈です。
自分への感謝です。
今日も生きてる、ありがとう。
心臓さんあなたのおかげだ、今日も動いてくれてありがとう。
今日も美しい世界を見せてくれる綺麗な瞳にありがとう。
ただ皮膚を撫でながらありがとう。
もう歩けなくなった足にありがとう。

さらに拡大解釈。
周りの人への感謝です。
娘に「ありがとう」と言ったとき、母親であるあなたはきっと『自分が自分であるたしかな感覚』を味わうはずで、これは自己肯定感そのものです。
本当は文句をいっぱい言いたい中、無口な夫にありがとう。
病床の余命僅かなお母さんありがとう。
ミスばかりする部下にありがとう。
全部『自分が自分であるたしかな感覚』です。

最後の拡大解釈。
世界に対する感謝です。
登った朝日、恵みの雨よありがとう。
美しい唄声の鳥達にありがとう。
時刻通りや5分遅れの電車に感謝。
目の前の海鮮丼にいただきます。
お魚さん、漁師さん、漁協の皆さん、卸売の方、配送のお兄さん、板前さん、お椀、醤油に感謝。
世界は誰かの仕事でできているんだ、今日も世界は回っているんだ、心からありがとう。

つづく

Supagetti al monde