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わんわん
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第5話
メモリーローンのモニターに、出木杉の記憶が次々と映し出される。
のび太は、身を乗り出してモニターを見た。
・テストで100点をとる 10円
・テストで100点をとる 10円
・テストで100点をとる 10円
・テストで100点をとる 10円
・テストで100点をとる 10円
のび太は目を見開いた。
「ええ~っ!? 100点のテストが10円!? そ、そんなバカなぁ〜〜!?」
のび太は、画面を下へ下へとスクロールさせた。
しかし、現れるのは100点のテストと10円ばかりだ。
(そうか……! 出木杉にとっては、テストで100点をとることは当たり前で、10円の価値しかないんだ……!)
しかしそんな中、1つだけ違う文字が表示された。
・テストで80点をとる 8,000円
しずかが、驚いたように口に手を当てた。
「えっ!? 出木杉さんでも、こんなことがあるのね……!?」
のび太は大声を出した。
「な、なんで80点のテストに、8,000円の価値があるの!?」
モニターを確認した出木杉は、少し頬を赤らめた。
「いやぁ〜、これは僕にとって恥じるべき思い出なんだ……」
出木杉はバツが悪そうに頭をかいた。
「実はこのテストの前日に、本を夢中になって読んでしまってね……。寝不足でテストを受けてしまったんだよ」
のび太はかぶせるように言う。
「 じゃあ、このことを忘れて、お金に変えちゃえば!?」
出木杉は、のび太の顔を正面から見た。
「……のび太くん。僕はあんなことを二度としないように、あのことを忘れたくないんだ。あの思い出があるから、その後の僕がいるんだよ……」
#メモリーローン
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jiro-chan
さすがです👏出木杉くん[大泣き]
まりん
出来杉くんこの歳でその考え方かっこいいな、